本当に高金利?|良くWebでも見るけど|どんな国?
ネット銀行の外貨預金広告で吊りにもみえる高金利。南アランドとかトルコリラとか…これらの国はまだ情勢不安定で通貨も金利も乱高下は理解できる。
ただその中で、必ず出てきてこれらの国の横に並べられているオーストラリアとニュージーランド。特にニュージーランドの外貨定期預金の金利は特別キャンペーンでなくても5%に迫っており、アメリカを上回っている。
ニュージーランドって実はあまり知らないけど、本当に現地銀行金利は高いのか。日本語で各国の金利がまとめられている情報は良くありますが、情報ソースがいつのどこの情報かわからない事が多いので、実際にニュージーランドの銀行のWebサイトを確認してみました。
●当たり前だけど本当に高金利だった
●2023年5月現在、6か月以上預けると5%以上はやはり本当だった。勿論複利も可。
(英語サイトを読んだだけなので英語が読める方、現地で暮らしている方には特に目新しい情報はありませんのであしからず。)
Bank of New Zealand
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まずはBank of New Zealand。いつまで同じURLが使われるかはわかりませんが、WebトップページURLをハイパーリンクしておきます。
トップページ開くと今はこんな感じです。
![](https://i0.wp.com/zeh-orz.com/wp-content/uploads/2023/05/image-42.jpg?resize=665%2C499&ssl=1)
今回確認したのは、このトップページ内のメニューの内の
【Everyday banking】|【Investments】の二つのメニューです。
![](https://i0.wp.com/zeh-orz.com/wp-content/uploads/2023/05/image-42.png?resize=494%2C112&ssl=1)
Everyday Banking/普通預金
まずはEveryday banking。直訳すると毎日の銀行業務。
どうみても日本でいう普通預金の事だとう..と思いきや、なんと2つのメニューが。
「YouMoney」と「Rapid Save」の2商品。
「YouMoney」の方は見るからに普通口座、金利の話など書いてないし引出しも振込も無制限。
ところが…
「Rapid Save」の方は“4.30% interest p.a.”とか書いてある。
“interest”って英語で”金利/利子/利息の事”。そして”p.a.”は”per annum = per year”。annumは英語ではなくラテン語です。要するに年利4.3%という事。も
え?普通預金なのに4.3%も利息つくの?定期預金いらなくない?もしくはこれが定期預金の事??
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ということで「Rapid Save」中身を良く読んでみると、
●1ヵ月に一回しか引き出し出来ない
●そして2回目以降の引き出し時には3ドルの手数料がかかる
なるほど普通預金ではないし、定期預金でもない。でもこれだけで4.3%も利子つくのはすごい。給料の振込口座に設定して、月一回だけ引き出して別の口座にいれて使ったりとかしたら十分使いやすい。日本にもこんな口座欲しいですね。
また特にどこにも記載ありません(おそらく)が定期預金とのもう一つの最大の違いは、この4.3%の金利は固定されていないという事でしょう。日本の住宅ローンとかで言ういわゆる変動金利ですね、おそらく。
ただ何故「Rapid」というのでしょうか?「はやい?迅速?」ここはよくわかりません。
但し、この口座は銀行側のあざとさが見え隠れしてしまいますね。この口座、要するに2回目以降の引き出しをさせることを狙って高い手数料をとるビジネスですね。
定期預金までする程の資金の余裕はないけど少しでも高い利子をもらいたい、でもたまにお金足りなくなって2回目をおろしてしまうという人を狙う商品ですね。うーむでも便利だ。
Investments/定期預金
次はInvesments。直訳すると投資。メニューを開くと3つの商品が出てきました。
「Term deposits」、「Managed funds」と「Term PIE」。
と直訳ですが「Term deposits」が正に定期預金ですね。
(今回は単に実際の金利を現地サイトで確認することが目的なので「Managed funds」と「Term PIE」は省略します。)
まだこの中には金利の実際の数値は出てきませんが、先ほど「Rapid Save」で既に4.3%の利息が付いていたので、比較のためにもまずは口座の使用条件を見てみます。
Term deposits/定期預金の概要
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「Term deposits」の条件は
●2,000ドル以上預ける
●期間は7日から5年で設定できて、その期間の固定金利がつく
●口座開設/維持費用無料
●状況によっては期間前引き出しも可能(条件はここには記載ななし)
要するに普通の定期預金ですね。
ハードルは2,000ドルの最低金額でしょうか。まあ20,000ドルではないのでそんなに大きな障害ではないですが、これでいくつの金利になるのでしょうか?
さあ次は主な特徴。今度はMore about term depositsのボタンをクリックします。
するとやはり金利が主要な特徴と合わせて出てきました。
本当に5%越えですね。
そしてKey Featureの方を見ると利息は毎月受け取りが満期受取で選べます。
そしてすばらしい、60日以上の期間の場合は複利(Compaunding interests)投資も選べます。
だから、180日/270日/1年で凸凹な金利設定なのですね。複利を選ぶか次第で、大分影響が出てきますね。
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Term deposits/定期預金の詳細金利
最後は詳細金利。今度はInterest rate and termsのボタンをクリックします。
7日から5年の期間の詳細金利が出てきました。やはり複利が選べるから、期間が長い程、必ずしも金利が高くなるわけではありません。まあこの辺はどこの国も一緒ですね。
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本当に金利5%超えてました!
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ANZ Banking Group
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以下更新中
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