2027年4月以降も…
省エネ性の低い、安いエアコンは…
- 販売禁止ではありません!!
- 製造禁止でもありません!!
正しくは
- 省エネ性の高いエアコンの販売台数の比率を増やしなさい
- 省エネ性の低いエアコンの販売台数の比率を減らしなさい
です。
減るだけで残ります。
あおりに乗らないようご注意ください。
2027年4月からエアコンの省エネ基準がより厳しくなります。
これは本当です。
だから…
- 省エネ性の低い、価格の安いエアコンが売れなくなる!
- 安いエアコンが売っている今年の内に買い換えた方がいい!
- 長い目でみれば電気代は下がるから実質的にはお得!
といった説明をされている各種メディアを色々見かけます…が
これらは間違い、もしくは論点がずれています。
制度改正を正しく理解しましょう!
今回の省エネ基準の改正を理由でエアコンを買い換える必要は全くありません!
壊れそうな人、元々買い換える予定の人だけ買い換えてください。
◆1点だけ注意点
ルール上は販売禁止ではありません…
でもダイキンさんとかPanasonicさんとか真面目な(バカ真面目な)大手日本メーカーは省エネ性の低い安い商品の販売を2026年度いっぱいで止める可能性もあります。
次のような方は、今年買い換えるのも有りかもしれません。
私は絶対に買い換えませんが、ご参考まで。
- どうしてもダイキンやPanasonicがいい
一部中国大手メーカーとOEM提携しているアイリスオーヤマや東芝の一部商品なんかはおそらく普通に省エネ性が基準以下の低価格モデルを残す可能性大です。 - でも高い商品は嫌だ
ダイキンもPanasonicも省エネ性がそこそこ高い中級機以上のモデルは来年も普通に売っています。 - そして型落ち品の旧機種も嫌だ
ダイキンやPanasonic、メーカーが製造を止めたとしても店頭在庫は勿論残っています。来年も旧品の在庫であれば間違いなく手に入ります。


経済産業省の公開情報を確認
エアコンの省エネ基準の管轄は経済産業省です。
正しい情報はニュース番組や各種情報番組ではなく、ましてYoutubeでもなく経済産業省のサイトで全て公開されています。
ただ…
わかりにくい…お役所文章…
メーカーさんも大変ですよね…
こんな文章を理解しなければいけない…
まあでもわかり難いだけで、ちゃんと書かれていますので各種メディア、Webサイトが如何に情報ソース適当なのかがよくわかります…
(勿論、中にはちゃんとした情報を出しているところも多数あります)
ごたくはこの辺で、具体的に確認。
販売禁止でも製造禁止でもない!!
こちら↓は経済産業省の本件に関するQ&Aの上から2番目の項目!

いやもう、経済産業省もこんなにハッキリと答えてくれています。
- 基準値を満たさない製品の製造・出荷を禁止するものではありません。
- 省エネ性能が高い製品と低い製品を販売している場合…
っと。
だから2027年の4月以降も省エネ性の低い、安いエアコンを製造してもいいし、出荷してもいいし、そして販売してもいいんです。
はい答えが出ちゃいました。
2027年以降も安いエアコンは販売できます。
誰も販売禁止していません。
勿論これだけでは、余りにも情報不足なので詳細説明続けますが、まずは結論ファースト。
まあでも「販売できなくなる?」って聞いているんだから、私なら
「販売は継続できます、販売禁止する規制ではありません」
って明確にまず書くけどな…とは思いますが。
この辺がお役所っぽい…いやメーカーの説明も一緒か…
まあ色々あるのでしょうね。
じゃあ何が変わるの?
基準値を満たさない製品、要するに省エネ性の低い・安いエアコンも売っていい。
じゃあ何も変わってないやん!
何が変わるんだ?っということですが…
出荷台数を踏まえた平均値
ポイントは
- トップランナー制度は、メーカーが年度ごとに出荷する製品全体で基準値を満たすことを求める制度です。省エネ性能が高い製品と低い製品を販売している場合、出荷台数を踏まえた平均値で評価されます。
こっちの方です。
「メーカーが出荷する全体、その出荷台数を踏まえた平均値」
とは何ぞや?
ということです。
ダイキンさんを例にして考えてみます。
ダイキンさんのエアコンには省エネ性のとても高い商品から省エネ性のとても低い商品まで様々な商品シリーズがあります。
いくら世界一のエアコンメーカーのダイキンさんと言えども省エネ性のとても高い商品ばかりを打っている訳ではありません。
そして当然ですが省エネ性の高い商品は値段も高い傾向があり、省エネ性の低い商品は値段が安い傾向があります。
勿論、エアコンの値段は省エネ性だけではなく色々な機能によっても異なります。
ダイキンさんで言えば「うるるとさらら」で有名な加湿機能がついている機種は当然お高くなっています。
この色々省エネ性が違うラインナップを持っているダイキンさんに対して、一つ一つのエアコンの機種に対してではなく、1年間でダイキンさんの工場で製造(~出荷~販売)する全エアコンの平均値で省エネ性をを今までよりも高くしなさいというのが来年の4月からの基準改正です。
言い方を変えると、
- 省エネ性が高い機種は勿論、販売OK
- 省エネ性がすごく低い機種も販売Ok
- ダイキンさんの工場から出荷される全エアコンの平均値で今までより省エネ性高くする
ということです。
具体的に式的に書くとこんな感じです。

エアコンの省エネ性を表す指標であるAPF(店頭でも表示されてるやつ)を、ダイキンの工場で1年間に出荷される全部のエアコンで足し算します。
それを1年間の出荷台数で割ります。
ようするにテストの平均点と一緒です。
ダイキンのエアコンには1台ごと(実際には機種ごとに)にAPFが決まっています。
そのAPFの工場全体での平均点です。
これを経済産業省の説明で書くとこうなります。
実際のサイトはこちら。
このページ内の「エアコンディショナー」の「2022.02.08家庭用エアコンディショナー.pdf」で添付されているpdf内で説明されています。
そのpdfの一番最後の頁です。
うーんなんか難しい。
そして分子と分母がどうしても逆に見えるのだが、私が頭悪いだけだろうか…。
まあ、文章での説明は全く私の説明と一緒なので…あっているはずです。

2022.02.08家庭用エアコンディショナー.pdf
要するに…省エネ性の低いエアコンの販売が減ります
ということで、省エネ性の高いエアコンも凄ーく低いエアコンも売ってもいいよ。
でもメーカー全体では去年よりも平均値では省エネ性を高くしてね。
即ち、各メーカともエアコン全体の販売台数の内、
- 省エネ性の高いエアコンの販売台数の比率を増やしなさい
- 省エネ性の低いエアコンの販売台数の比率を減らしなさい
ということです。
実は…法律としての強制力はほぼなし…
ここまででも今年わざざわ買い換えることは不要であることは十分理解いただけるかと思いますが、更に駄目押し。
実はこれ、ほとんど強制力がないんです。
一応省庁(経済産業省)が発行しているので正式な国のルールな訳なのですが…
守らない場合はどうなるのか…
こちらも経済産業省ホームページ内の公開情報です。
サイト内に色々ございますが、その内の省エネルギー小委員会のページの中の2015年1月20日の第9回の添付資料の内の資料4トップランナー機器の現状と今後の対応に関する整理(案)についてのPDFファイル内。
いや中々、おもしろい事書かれています。

資料4トップランナー機器の現状と今後の対応に関する整理(案)について.pdf
とても日本らしい…
日本の大手メーカーはこれで従うでしょうね。
最近は怪しい中堅メーカーもちらほらありますが…
でも私が外国メーカーであったならば…
- 経済産業大臣による勧告
➤謹んでお受けいたします… - 事業者名の公表、命令
➤どうぞ公表ください。ほぼ誰も見ない経産省のホームページ内に…
マスコミの皆さん、どうかちゃんと取り上げてください。
経産省のホームページ見てあげてください。
➤まあ、公表されたところで…
外国メーカーにとって大した痛手はありませんが…
➤日本の消費者の皆様!!
日本のゆるーい指導に従わない安い中国OEM商品(アイリスオーヤマや東芝の一部商品…)、どうか中国や韓国の一般市民の様に不買運動に励んでください!! - 100万円以下の罰金
➤勿論、払わせていただきます。毎年100万円で宜しいでしょうか?
というか、最初から罰金払いますので、面倒くさい公表とか控えて頂けると助かります…
この程度の罰金で許されるならば幾らでも払いますというのが実情ではないでしょうか。
罰金払えば許されるんですよね…これ。
これが欧州であれば、昨年(2025年)にGoogleが自社を優遇するような広告技術の改善指導という名目、嫌ゆる独占禁止法に関わる罰金で34.5億ドル(29.5億ユーロ)なんていうのを実際に支払ったのが記憶に新しいでしょうか。
まあ為替で大きく変わりますが、約5000億円弱の罰金です。
100万円の罰金って…
ないのと一緒ですよね。
しかも、いまやグローバルで存在感が年々薄れる日本で…
Googleでも罰金を払っておわらせるわけです。
中国メーカも当然…
なんなら100万なら日本メーカーも払って解決の時代もそろそろきているのでは。
ちなみに冷房だけで良ければ!
エアコンって冷房と暖房と両方できますが、主要な用途が冷房だけという方は今でも結構いるのではないでしょうか??
そもそも35年位前まではエアコンではなくクーラーと呼ぶことの方が一般的でしたよね。
冷房だけのエアコンは今回の省エネ基準の法律の対象外!
実は今でも冷房しかできないエアコンって選択肢は限られますがまだまだ売られています。
そしてこの冷房しかできないエアコンはなんと、この省エネ基準の法律の対象外なんです。
↑の工場全体でのAPFの平均値で……のところで紹介したのと同じ経済産業省の説明PDFの中に、実は対象外のエアコンが明記されていてその中に冷房専用のエアコンというのがあります。

2022.02.08家庭用エアコンディショナー.pdf
いや皆さまこれあまり意識したことはないかとは思いますが、意外とどこの量販店でも売られています。気づいていないだけです。
だれが売っているかと言うとCORAONA(コロナ)です。
CORONAってパロマと並んでガス機器の大手メーカと言うイメージが強いかと思いますが、実はエアコンもずーっと売り続けています。
エアコンの中でもニッチなエアコン市場も特化しているのがCORONAです。
ニッチと言うのが要するに
- この冷房しか出来ないエアコン
- そして窓にはめるタイプのエアコン
実は二つ目の窓にはめるタイプのエアコンの方が皆さま記憶にあるのではないでしょうか?
大手量販店で行くと隅っこの方、もしくはご近所のホームセンターなんかでこの窓にはめるタイプのエアコンを見た事があるはずです。
この辺のニッチエアコン市場をエンジョイしているのがCORONAなんです。
従って冷房だけで良い、どうしても日本メーカーの安いエアコンが欲しい!
- 冷房だけで良い!暖房は不要!
- どうしてもちゃんとした日本メーカー、でも安いのが良い!
と言う方はCORONAの冷房しか出来ないエアコンであれば、来年以降も何も変わらず売り続けられていきます。
なにせ、そもそも日本で一番安く売られているエアコンってこの冷房だけタイプのやつなので。
安いエアコンが欲しいだけならば、2026年も2027年も変わらずこのタイプが最有力候補です。
決してお勧めするわけではありません。
あくまでも参考情報です。
何だったらダイキンさんとかPanasonicさんも冷房しか出来ないエアコンを2027年には出してくるかも…
なんせ海外、特にタイとかベトナムではこの冷房しか出来ないエアコンをダイキンさんもPanasonicさんも主力製品として今もバリバリ売り続けているので…

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