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エアコンの基本的な取扱い説明|運転の種類(夏)|冷房と除湿の使い分け

エアコン
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もはや夏の風物詩の一つであるエアコンの電気代高騰。

そして、
「電気代は冷房よりも除湿の方が安い」
「でも再熱除湿は電気代高いから使っちゃ駄目」
とか、毎年毎年同じ内容をはやしたてるテレビにネット記事、そしてSNS…
さも、知っているような開設をしてくれる怪しい家電評論家?ライター?

何故、毎年毎年、同じ内容がニュースになるのか?


……習ったことないからです。
1+1が2である事は、皆知っています。
だからニュースになりません。

という事でエアコンの冷房と除湿の使い分けをついでに送風も含め、改めて纏めてみました。
↓の図だけ覚えて頂くともう迷う必要ないかと。

暑い時は冷房

暑い時は冷房です。
もうこれが基本の「き」です。
暑い時は冷房なんです。
やれ「除湿の方が涼しい」とか「除湿の方が電気代安い」とかの声に惑わされないでください!
暑い時はまずは冷房です。

暑い時は部屋の温度を下げるのがまずはベストです。
私は湿度を下げた方が涼しいとかそういう意見は不要です。
それは暑いんではなくてジメジメするの間違いです。
そんなことが言える状況はまだ暑くないんです。

夏の本当に暑い時にいわゆる除湿器(床に置くやつ)だけで本当に寝れますか?
大多数の方は除湿機だけでは寝苦しいはずです。
それは涼しいのでなく、まだまし…という我慢です。

勿論、少しは快適になるので寝れるという方も少なからずおられるかと思います。
冷え性の方の中には除湿の方が良いという方がいるのもわかります。
冷え性の方…だからそれはあなたにとって暑くないんです。
だから除湿で充分な事もあります。

でも…誰もかしこも本当に暑い時は…冷房です。

冷房では寒い時が除湿

冷房では寒い時が除湿

部屋の設定温度をいくら上げても寒い。
でも冷房を止めると暑い…

部屋の設定温度を下げると寒い。
上げるとジメジメする…

こんな時が、除湿です。
いわゆる普通の除湿、よく弱冷房除湿といわれるやつです。

これ大前提はまず冷房して部屋の温度をある程度は下げておくことをお奨めします。
(もしくは梅雨時など最初から部屋の温度はある程度、低い。)

もうシンプルです。
機能の名前通りです。
湿度だけ下げたい時が除湿なんです。

ちなみに、寒いんですから絶対にエアコンの風には当たらないようにしてください。
基本的に大概のメーカーのエアコンでは風の温度自体は冷房運転時よりも除湿運転の時の方が冷たい事が多いです。
風の強さは弱いのですが、温度は冷たいんです。
従って直接風が当たる位置にいると、冷房よりも除湿の方が寒く感じることがあります。
これが除湿の方が冷えるとか誤解されることがある原因かと思います。

風が弱いんで、部屋全体の温度はそんなに冷えないわけですが。

それでもまだ寒い時が再熱除湿

ということで、冷房の風は勿論冷たいんです。
そして除湿の風は温度だけ比べるともっと冷たいんです。

冷房しても、除湿しても寒い。
でもジメジメする…

はいあります、これが日本の梅雨です…
夏の雨の日で気温が一時的に下がっている時もこんな感じですかね…

こんな時が再熱除湿です!
再熱除湿はこのために、開発された機能と言っても過言ではありません!!
まあ、私が開発したわけではないので知りませんが…

そしてついでに、超冷え性の方々、特に女性!
一切温度を変えず、本当に湿度だけを下げる究極の除湿!(言い過ぎか…)
それが再熱除湿です。
何なら少し部屋の温度を上げてしまう事もたまに…条件によっては…

こうして冷房除湿再熱除湿と順番に知ると、凄い機能たど思いませんか?
だから電気代は高いんです。
だって、究極の除湿ですから。

こんな、温度を変えずに湿度だけとるなんて芸当は除湿の専門家の除湿機にもできません。
除湿器は完全に室温が上がってしまうので(コンプレッサー式、デシカント式どちらも)。
まあ除湿機は確かに除湿もしますが、実際には温度としては暖房なんで。

洗濯物を中干しする時も除湿

洗濯物の中干し。
もうこれが一番の除湿の使いどころです。
これは疑う余地はありません。

そしてその最強もやはり再熱除湿です。

しかし、中干しについては最強はやはり除湿機です。
なんせ暖房にもなってるんで。
技術的な細かい話は割愛しますが、排水ボックスに取れる除湿量はエアコンの再熱除湿の方が多いでしょうが、洗濯物の乾きやすさで行くと部屋自体を合わせて暖房する除湿機にはかなわない事が多いかと。

カビ発生の防止が送風

最後は忘れられがちな送風運転です。
使ったことない。
え?そんな機能あるのという方も多いかとは思いますが、ついてるんです。

エアコンの室内機の中を乾かす

夏の冷房運転中のエアコンの室内機の中は、ほぼず~~と結露しています。
だからそのまま放っておくと中にカビが生えてしまいます。

24時間365日運転しっぱなしであれば、まだいいんですが冷房運転を止めるとどんどん、中が生乾きしていきます。
そしてカビが生えて…次に運転する時には…臭い…


っとならないように、冷房シーズン終わったらしっかりと送風運転して室内機の中を乾かしましょう。
本当は毎回とはいいませんが、毎日1回、最低でも1週間に1回位、送風して乾かすのがお勧めですが。

中々面倒くさいんで、自動で送風乾燥してくれる機能も各社搭載してますので、ここは本物のマニュアルをしっかり見る事がお勧めです。
エアコンのマニュアルの中で唯一重要な機能かも…と、個人的には思います。

扇風機替わりにも

はい、扇風機になるんです。
なんかあまり知られていないようですが。
室内機のファンだけ運転すると扇風機になります。

部屋の高い所についてますので扇風機としてはすごくいい位置についています。
まあでも、昨今の高級扇風機と比べてしまうと、扇風機としてはは少しうるさいかもしれませんが…

室外機運転していないので、送風で使う分には電気代は勿論凄く安いんです。
それこそ扇風機並みの安さです。

でも、一点要注意なのは↑で説明している室内機の内部を十分にやっておらず、室内機の中にカビが生えていると凄く臭います…

何が設定できるのか纏めてみた

全部を纏めてみた

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