2023年に春先にコロナも明け、海外旅行・出張そして海外駐在もすっかり平時に戻った感があるが、海外に行った際に有料・無料問わず日本で使用している動画配信サービスが見れないというトラブルに新たにあう方が割とまた増えているのではないでしょうか?
一度経験すれば、ちょっとネットで調べて
IPアドレスが…著作権が…閲覧制限が…
とかとか、まあ海外からは見れないんだという事情がわかり、
見るためには
VPNが…自宅の録画機器にアクセスする方法…現地の配信サービスと契約…
等色々出てきます。
が、すぐに解決できる方とあきらめる方と別れるのが現実かと思います。
そして旅行?出張?駐在?自分だけ?家族も?
状況により解決策が異なるりますが、万能な解決策はまあ基本はないのかと思います。
この分野の専門技術知識がある訳ではありませんが、比較的海外にいる事が多いので解決の方向性やこつについて実体験を纏めてみました。
結果としては
- とにかくU-NEXTが一番確実に見れます
- 次いでTver
- Amazon Primeとhuluは見れない事が多い
- 一回も見れた事無いのがNETFLIX
といういことで重要なのは…
- どのVPNサービスかではない
(有料、無料も関係ないです) - どの動画配信サービスかです
そしてU-NEXTが一番繋がり易い
最初に感じる不安…
まずは海外からのアクセスやVPNについての予備知識を出来るだけ簡単に。
詳細な技術的な解説は多くのサイトがありますので、一般論として技術的バックグランドなしでも分かり易いような切り口で纏めてみました。(というか私自身も専門技術は分かっていないのであくまでも経験談として得た認識です。間違ってたらすみません、ご指摘ください。)
この辺りをよくご存じな方は後半だけ確認ください。
海外から試聴は合法…?
そもそもまず最初に心配になるのが、つながらないのを無理やりつなぐのは合法なの?
という不安かと思います。
結論としては多くの国で合法です。
厳密には合法ではなく違法ではないです。
(私は法律の専門家でも動画配信の開発技術者でもなんでもないので、よくご存じの方で、違うという方は是非お知らせください。)
ここで多くの国としているのは一部の国では前述、後述のVPNが違法になるからです。
いわゆる中国やロシア等の共産圏やイラク等危険国です
動画視聴が違法というわけではありませんが、そもそもの情報統制の為、自由な通信が禁止されているわけで、その中にVPNも当然含まれています。
まあこれらの国で海外旅行出張駐在がどうのこうの、動画配信がどうのこうのという事はないと思いますが、念のため。
不安の深層心理
ではなぜ、合法性に疑問を感じるのでしょうか?
その不安の深層心理は…
- 自分は日本で有名な動画配信サービスにちゃんと申し込んでお金払ってる
- その上で公式アプリが海外では表示できない仕様になっている
- ということは、公式アプリでできない事を無理やりやるのは違法では?
という3段論法による考え方におちいるためではないでしょうか?
私自身もそうでした。
そして更に、すぐに追い打ちで頭によぎるのが…
- 良くわかってないけど著作権問題のあれでしょ…
- 動画の違法アップロードを防ぐあれの為でしょ…
というあいまいな知識に基づく更なる、違法性の裏付けかと思います。
まあ、「あれ」ばっかなんでなにも裏取りできてないわけですが…。
何で公式アプリでサポートしてないのか?
「公式サポートなし」、最大の不安の原因はこれかと思います。
ではなぜ、公式サポートがないのか?
結論は簡単です。
- 公式サポートしても契約者があまり増えないから
- それなのに色々面倒くさいから
この2点につきます。
海外製品を展開するメーカー勤務の方等は容易に想像つくかと思われますが、海外アクセスを可能にする事のメリットが提供側(Amazon、U-NEXT、Netflix、Hulu等、動画配信サービスの提供会社)にもうまったくないからです。
要するに儲からないんです。
違法だからではありません。
外国の法律調査ってものすごく大変なんです。
日本の法律でさえも間違える事があるのに、外国の法律なんて…。
それでも儲かるから、海外に進出している日本メーカーは皆、一生懸命、現地の法律調査するんです。
海外向けの製品・サービスを法規コンプライアンス対応はもう、海外進出メーカーにとっては、何よりも重要な必須対応事項です。失敗するととんでもない罰金・罰則を受けることもありますので。
まず、この調査だけで相当な費用と労力がかかります。そしてその法律に対応するとなると更に費用と労力がかかります。
でも、日本向けの動画配信サービスが海外対応しても海外での大幅ユーザー数増加は見込めません。
だから、技術的・法律的に出来ないのではなく、やらないんです。
そして法律対応というのは、皆さまドラマ等でよく見る通り、判断が凄く難しい。
専門家であっても、合法違法の判断がわかれる。
だから、一番簡単なのは最も安全な対処をすること。
それが、外国では見えない様にしてしまうなのです。
日本国内に試聴を限定してしまえばいらぬトラブルを防止できるんです。
くさいものには蓋をしてしまえ精神です(ちょっと違うかな?)。
だから合法なのかどうかは分からないし、調べる事さえしません。
サービス動かなくすることで、限りなく法律の対象外にすることで、海外で違法あるかいされない事をを出来るだけ確実にしているのです。
この辺難しいですのね。
「合法である」、「違法でない」、「法律の規制対象でない」皆、同じような意味ですが確かに違うのです。
というのが、海外試聴が公式サポートされない理由です。
海外からも動画が見れる日本国内サービスないのか?
ダウンロード
最も簡単に海外から動画を見る方法はなんでしょうか?
はい、答えは自身の端末にダウンロードしてしまう事です。
流石にこれは完全に、個人が限定できるうえに、
●各社専用アプリ以外では再生できない
●4,5日で再生できない様にする
の対策をすることで、流石にどこの国でも問題ないのでしょう。
というか、まあこれはそもそも海外関係なく、これが出来る事で宅外でも通信費を気にすることなく動画視聴できるからうちと契約してねというあくまでも国内契約数を伸ばすための便利サービスです。
まあでもこれのおかげで海外出張と海外旅行はある程度カバーできます。
でも、これはあくまでも事前ダウンロードできるもの限定です。
毎週更新等の作品の最新版は見れません。
Buffalo nasne
- 海外からも録画した地上波番組がみれる
- 但し、3ヵ月に1回は日本の自宅にいないと駄目
- アプリがめっちゃ使い易い
これは昔から一部のマニアックなファンの間では有名な話ですが、実は近い事を実現している国内サービスがあります。
それがBuffaloのナスネ(nasne)です。
まあ、動画配信ではなく自宅でデジタル録画したいわゆるビデオを海外からも公式に試聴許可としています。
ちゃんと公式サイトでも可能と言っています。
「動作の保証はできませんが可能と思われます。」
と言い切っているわけです。
そして実際に海外試聴可能なんです。
(私も5年来のnasneユーザーです。
動画配信もつかいますが、なんだかんだと地上波は地上波で見てしまうのが40代です。)
そもそもnasneはSONYが開発・販売していた商品でした。
2012年にSONYが販売、2019年までグループ内のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)で売ってましたが販売中止。
そしてコロナ化であった2021年にBuffaloブランドで販売再開~2024年現在に至る。
何故、SONYが辞めて、その2年後にBuffaloが買い取ったかはわかりかねますが、なにせかなりの優れものです。
おそらく現在は40代以上の夫婦しか所持していない(??)と思われるHDDレコーダですが、はっきりいってこのnasneは昔から別格に使いやすかった。
パナソニックがお部屋ジャンプとか、おうちジャンプとか言い出すもっと前から当然のようにお部屋もおうちもジャンプで来ていて、しかも2012年当時から海までジャンプしてました。
またスマホのアプリでの操作も分かり易い…
(まあ私はパナソニック製品をあまりつあったことがないのでそこの比較は分かりませんが…)
但し、唯一の制限は3ヵ月に1回、nasneが設置されているのと同じWi-Fi回線に接続して端末認証しないといけない事。
まあ、この機能も海外接続のためにあるのではなく、あくまでも宅外からの試聴をするための機能なんです。だから家族以外の不特定多数ユーザーからのアクセスを禁止するために、こんな制約があるわけです。
でもこれで3ヵ月は自宅の録画が見放題。
動画配信の解決にはなりませんが、最新の見たい地上波ドラマやアニメが長期海外出張まではカバーできます。
まあ、海外赴任はこれでも無理ですが、これこそ海外でも個人試聴なら、法律上はなんら問題ないという日本メーカーお墨付きかと解釈しています。
ということで…
- ダウンロード視聴は公式アプリで可能(各社)
- 同様に著作権問題がある地上波録画は海外からも視聴可能(SONY,Buffalo)
上記2つのサービスがちゃんとある事が、著作権がある日本の動画を海外から視聴することは違法ではないことの裏付けになります。
その根拠は超メジャーな―日本企業が公式サービス展開している事。
VPNって何か怪しくない?
ネットで調べると、海外での動画配信視聴の主要な対策の一つがVPNであることがすぐにわかる。
しかし……
VPNも良くわからない……
という方が多いのではないだろうか。
すぐにわかるのは、
- スマホやパソコンにアプリやソフトをインストールするタイプのものと、なんか端末を購入して家のインターネットの回線の途中につなぐハードウェアを伴うタイプのものがあるらしいこと
- 無料のものと有料のものがあるらしいこと
しかも、有料タイプのものは毎月ずっと費用を払い続ける必要があること - サービス提供はあまり聞いた事のない会社ばかりであること
VPNに対する不安要素はとにかく3番であろう。
勿論、1,2もそうだが3が決定的であるかと思う。
要するによくわからないサービスを、良く知らない会社から買わなければいけないというのがVPNに対する不安要素かと思います。
VPNという技術自体は全く怪しくない
まず技術自体は全く怪しくない。
詳細な技術や法律は難しいだけなのでおいておき、こちらも客観的事実からの3段三法で考えてみます。
- 海外ビジネス展開している有名企業は信用できる
例えばトヨタとかソニーとか。 - これらの企業は皆、VPNを導入している
- だからVPNも技術としては信用できる
勿論、これはトヨタやソニーを信用できないという方には当てはまらないが、まあ妥当ではないでしょうか。
という事で、VPNは技術としても法律的にも全く怪しいものではありません。
怪しいのは…
ところが、サービス提供会社は確かに怪しい…ところが多いように見える。
語弊が内容に捕捉しますが、しっかりしたVPNサービス会社いくらでもありますし、それらの会社は完全に信用に値します。上記の有名企業にサービス提供又は技供供与もしている素晴らしい会社が沢山あります。
しかしそういったメジャーVPNサービス提供会社は…
やはり個人の海外からの動画配信接続をビジネスにしていないのです。
理由は動画配信会社と一緒です。
需要がないんです。
そして個人向けは接続環境がまちまちなので面倒くさいんです。
そう、だから結局はやはり儲からないんです。
だから、個人向けに有料でVPNサービスの提供自体はいくらでもしているのですが、動画配信サービスがつながるかどうかは誰も保証していません。
そして怪しいのは、いわゆるまさに「海外から日本の動画配信サービスつながります」と謡っている会社です。
勿論、ちゃんとした会社もたくさんあります。
ただ…
- 事業規模が小さい所ばかりなので、サービスが突然大改悪、最悪終了するかわかりません
(まあ最近はおおきな会社でもちょこちょこありますが) - 有料でお金を払っても接続保証は一切ありません
- 一旦つながっても、動画配信アプリ側のアップデートでつながらなくなる事が頻発します
ということで、提供会社が怪しいのは詐欺云々ではなく、
サービスの存続性と動画配信側のアップデートに対する対応有無です。
はい、サービス存続性はこれはもうどうしようもありません。
終わる時は終わります。
だから世の中、大きい会社の商品・サービスが売れるんです。
問題は動画配信アプリ側のアップデートです。
いわゆるU-NEXTやらHuluやらのアプリがアップデートすると海外アクセスの判定方法がかわるのか、見れなくなることがちょこちょこあります。
これに対して日本の動画配信へのVPN接続を謳うわけですから、真摯な会社であれば都度監視しておりVPN側もアップデートしてくれているようです…
が、それでもつながらないときはつながりません。
まあ、これは現地のネットセッツ族環境要因もあるので本当にどんな大きな会社がやっても避けようは無いのですが。
勿論この1-3番、私もすべて体験しました。
私もハードウェア購入(約2万円) + 月10USDサービス料のVPNを契約していました。
(わざわざ初期費用が高いハードウェアタイプを選択した理由は後述)
そして3年間、幸いにも問題なく使えていました…
しかし…
- 3年目にある日、まったくつながらなくなりました。
➡費用請求も来なくなりました。
➡サービスが終了したようです…
➡無用のハードウェアだけが残りました…
➡その時は、子供も大きくなりもう役目は終わったからいいと思い、単にあきらめていましたが、後に調べたところやはり、サービスが切り替わっていました。
今でも存続している会社であり、サポートも非常にしっかりっしていたのでおそらくサービス提供終了/切替の連絡のメールを見逃していたのではないかと今では思っています。 - U-NEXTとTVerは大体、いつでもつながっていました。
たまに(3年間で2,3回位…)つながらなくなる期間がありましたが、VPN側のアップデートで大体1週間以内にはつながるようになりました。 - Amazon PrimeはAmazon側、VPN側双方のアップデートを何度か繰り返し最終的に見れなくなりました。
Amazon Primeは動画配信と関係なく契約し続けていますが我が家環境では最後1年間は全くずっと見れないままでした。 - Huluは初めは見れていました。1年目のある日のHulu側のアップデートでつながらなくなりました。暫く待ってもつながらないままだったのでHuluを解約、それ以降は試していません。
- NETFLIXは何度か契約、解約を繰り返していますが、結局私の環境では一度もつながった事がありません。(あくまでも私の環境ではです。NETFLIXが見れている方も多数おられるようです)
私が契約したサービスは、よくアップデートしていたようなので真摯な企業であったという事かと思いますが、でもサービスは終了した…ようです。
有料でVPNを契約する(私の場合はハードウェア購入(約2万円) + 月10USD) を払う価値があるかは人それぞれかと思います。
私は満足でした。
無料VPNでも出来るの…?
はい間違いなく、各種無料VPNで海外からの視聴は出来ます。
実際に、今も私含め多くの方がいずれかの無料VPNを使用して世界中で動画視聴しているかと思います。
そのリスクは…
- ちょっと情報漏洩が危ないかも
- 急につながらなくなることも多々
- 広告がうざいやつがある
- 急に有料化されることが多い
ということで、フリーソフト全般的にあるリスクとなんら変わりありません。
実際問題、おおきなリスクはないと思います。
これが問題ない方は、フリーVPNがやはりおすすめです。
まあ、そんな方は、この記事を見る事自体がないかと思います。
有料VPNのメリットは家族が使い易い事!
無料VPNで見れるのに有料VPNを敢えて使うメリットは…
もう私の場合は、海外赴任で家族に動画配信を見せるためです(でした)。
だから簡単であることとエロ広告が出ないこと重要なんです。
- 海外駐在で家族帯同
- 小さいお子さんが一緒
➡ハードウェアを伴う有料VPN
特に動画を自分で自在に操作しだす3年生位(?)のお子さん要る方は、もうこれ一択と思います。とにかく子供にあらゆる意味で安全です。子供に何を操作されても問題おきません。
我家の場合は最初の頃は、Amazon Fire TVの上流にスティック型のVPNを接続してFireTV全体をVPN接続していました。
娘と息子はこのFireTV経由のU-NEXTで各種動画を視聴しまくっていました。
Amazon Primeもつながるころはたまに見てましたが、見たい動画が大体U-NEXTに集中していたので結局、U-NXETばかりになりました。
そして駐在中に長女が小5になり、妻のおさがりのスマホ端末を自室で使うようになってからはWi-Fiルーター(アクセスポイントモードで使用)のインプットにスティックVPNを接続しそのルーターから飛ばしているWi-Fiを全てVPN接続しました。
まあ自室にこもってスマホ触ってる時点で、動画配信と関係なくエロ広告は出ているのでしょうが、まあ小5になり端末を渡した時点でそこは諦めました。
単に簡単に(VPN接続アプリの操作のステップなく)動画配信アプリを使用できるようにするためにWi-Fiルーター1本フルVPN接続の処置としました。
これで私と妻もより簡単に接続できるようになりました。 - 奥様のみ帯同
➡アプリのみで出来る有料VPNもありかも
奥様だけであれば広告満載の無料VPNアプリで良いかとは思いますが、あまりそういうアプリは使いたくない、やはりこの辺の技術に明るくないから不安という奥様もまだまだ多数おられるかと思います。
そういう家庭では有料VPNアプリもありかと思います。
有料VPNのメリットは何よりも手軽さです。
最大のメリットは無料トライアルが通常は1ヵ月、ないしはキャンペーンで2ヵ月、用意されている事が多い点。
割とちゃんと日本語対応(基本はメールサポートですが)の会社が多いのでVPNの接続自体は楽ちんにできます。というかVPNアプリって設定操作は超簡単なので。
しかし、VPNが接続できたからと言って動画が見れるとは限らないのが難しい所。
まあ、それは上のハードウェアタイプも一緒ですが。
ハードウェアタイプの方がお子さん同様に奥様にとっても使い易いのは間違いないですが、そこまでの金額を払う必要性は低いかと思います。
いや奥さんがどうでもいいという事ではなく、一般論コストパフォーマンスの観点からです。
- 小さいお子さんが一緒
- 海外出張・海外旅行
➡無料VPNで充分です
有料VPNの最大のデメリット
色々書いてきましたが、有料VPNの最大のデメリットは個人契約である限り、日本の動画配信サービスの試聴可能である保証は絶対にないという点です。
有料なのにです。
出来る範囲でメールサポートはしてくれます。
でも最後は大概、現地要因で見れないのでどうしようもないんです。
尚、個人契約である限りと書きましたが、これが法人契約であれば話は別です。
タイでもありますがマンション(コンドミニアム)全体で日本のテレビ見れますとかのサービスを契約する場合は責任をもって見れるようになるまで現場対応でサポートしてくれます。
それは金額がちがいますから。
ただ私の知る限り日本のテレビをフル録画で見れますというサービスは多数存在しますが、U-NEXTやらNETFLIXが見れますというサービスにはやはりお目にかかったことが今のところありません。
実際にアジアで見れるサービス
冒頭でも出しましたが、この接続結果はあくまでも私の接続環境での体験であり参考情報です。
U-NEXT
とにかく有料無料とわずVPNさえあれば、どんな環境でもつながります。
最強です。
少なくとも私も、私の家族も失敗したことがありません。
ちなみにどんな環境でもとは我が家の場合、駐在していたタイのマンション(いわゆる現地で言うコンドミニアム)、家族旅行でいったタイ/ベトナム/シンガポールのホテルと空港、どんな環境でも接続できました。
ちなみにタイでは前述のハードウェアタイプVPNで接続。
旅行中は私と妻のスマホで無料VPNアプリを使っていました。
尚、私はiPhone, 妻はAndroidなのでスマホのOS制約も特にないかと。
何ならVPN無でもつながってしまう事がよくありました…
こちらは詳細はここでは書きませんが、U-NEXTはあえて海外でもつながってしまうようなバグ(?)を入れているような気さえします。
私ファミコン世代(特にドラクエⅢど真ん中世代)なので正に仕込まれている裏技…的な。
対策されると困るのでこれ以上は書けませんが、とにかくU-NEXTはよく繋がるんです。
海外駐在員への動画配信の最強の味方です。
TVer
TVerもU-NEXT同様、有料無料問わずVPNさえあれば確実につながります。
こちらもU-NEXT同様、タイ、ベトナム、シンガポールでの実績です。
まあ、無料サービスなのであまりこだわっていないという事ではないでしょうか?。
Amazon Prime
有料無料問わず見れた事がありますが、見れなくなる事も多々発生。
我家ではそもそも、子供に操作させるUIがFireTV Stickだったので割とイラつきました。
子供がAmazon Primeの動画を選ぶとかなりの頻度で「海外からのアクセスの為…」の表示が…
上述のU-NEXTも同じFireTV Stickの中で見ていたので、もうこれは完全にVPNではなくAmazon側の仕様によるものです。
尚、Amazon Primeの場合、ログイン自体海外からも普通に可能で、日本向けに試聴限定していない一部の作品(本当に一部でしたが)は見る事ができます。
…が、まあ個人の感想として特に見たい作品は当時(2020年頃)ありませんでしたが…
まあAmazon Primeは昔から送料無料の為にタイ駐在中も解約することなく(解約が面倒くさいだけの理由でしたが)ながらく契約しているだけなので、Amazon Primeで動画見れようが見れまいが気にはしていませんでしたが、年々値上がりしていくAmazon Primeを嫌煙していくもう一つの原因となり、日本に帰国したにもかかわらず今更、Amazon Primeも先日遂に解約してしまいました(Amazon Prime解約の詳細はこちら)。
Hulu
有料VPNアプリのみで見れた事があります。
Hulu側のアップデートのタイミングで見れなくなり、そのタイミングで解約してしまったためそれ以降は何とも言えません。
但し、私自身は当時も無料VPNでは接続成功できたことがありません(冒頭の表はAmazon Primeと一緒にしてしまったので無料VPNで接続成功に記載していますが無料VPNでは成功したことありません)。
割と海外アクセスのハードルは高いのかと思っています。
(というかU-NEXTがハードル低すぎなのかもしれませんが…)
NETFLIX
個人的な経験として一度も海外からの試聴に成功したことがありません。
上記の通りU-NEXT、Tver、Amazon Prime、Hulu全て一度以上は見れているわけですが、そのいずれの接続環境下においてもNETFLIXは接続できませんでした。
まあNETFLIXは動画配信サービスの世界最大手として世界各国での国別のビジネスを展開しているわけなので国別に見れるコンテンツをちゃんと版権、著作権ごとにきりわけるというのは訴訟社会アメリカの大企業としてちゃんとしている姿勢のあらわれかと思います。
タイにもNETFLIXタイがちゃんと安価でサービス提供されているわけで、NETFLIXタイにも日本アニメのコンテンツも多数正式ラインナップされていますので、そちらを契約してくれとの事ですね。
ちなみにAmazon Primeと違い、日本NETFLIXのアカウントで海外から見れる作品は一切ありません。
ログインしようとする時点で海外アクセス判定ではじかれます。
実際に試した有料VPN
オンディマンドスティック / 提供:WatchJTV
私が実際に3年半契約して使用していたのがこれでした。
過去形で書いているのは既にサービスが終了しているからです。
そのサービス概要はYoutubeやブログで紹介されている方いまでもいますのでそちらを参照ください。
上でも既に述べていますが実際の接続実績は
- U-NEXT
3年半の間、ほぼずっと見れました。 - TVer
3年半の間、ほぼずっと見れました。 - Amazon Prime
最初の2年間は見れたり、見れなかったりしました。
後半1年半は全く見れなくなりました。 - Hulu
最初の1年は見れましたが、その後見れなくなりHulu解約しました。 - NETFLIX
3年半の間に2度ほど試しましたが、見れたことはありません
WatchJTVはアメリカの会社です。
メールではありますが日本語サポートもしっかりしてくれます。
今現在は私が使用していたオンディマンドスティックの後継サービスとしてVPNホットスポットというサービスを展開しています。
ハードが199$で月額別途10$のようですのでオンディマンドスティックとほぼ同様の料金設定で今も利用できるようです。
個人的には信頼に値する会社と思っています。
まあ私が言える事はU-NEXTはほぼ絶対(99%位)に見れますという事だけですが。
もっとも現在の為替では199$は2万円ではなく3万円ですが…
尚、この会社のサイトのユーザーの声の紹介には今もオンディマンドスティックの単語が今も出ています。
ExpressVPN / 提供ExpressVPN
こちらは法人向け含め世界100か国以上でVPNサービスを提供するイギリスの会社です。
その個人向けサービスです。
プランによりますが概ね10$前後。
各種無料トライアルも充実しています。
但しあくまでもVPNの提供会社であり、日本の動画配信を提供するわけではありません。
私も実際に1ヵ月の無料トライアルを試し、その後解約しました。
- U-NEXT_○:見れました。
- TVer_○:見れました。
- Amazon Prime_○:見れました。
- Hulu_X:見れませんでした。
- NETFLIX_X:見れませんでした。
セカイVPN / 提供:株式会社インターリンク
インターリンクは東京に本社がある割と歴史ある日本のISP(インターネットサービスプロバイダ)企業です。
そう意味では我々日本人にとってはかなり信頼できる会社です。
そしてそのインターリンクが海外で日本の動画配信サービスの接続を謳っているのがセカイVPNです。
多くの方がネット広告で見られているかと思いますのでこちらも詳細は公式を参照して頂いたらよいですが、ポイントはその説明の表現です。
「海外から日本国内限定のサービス(動画やラジオなど)を利用したい方」
との説明記載があると思いますが、U-NEXTやhulu等の具体的なサービス名はやはり出せない事です。
決してセカイVPNが悪いとか怪しいとかいう意味ではありません。
こういう風にしか表現できないのが現実という事です。
勿論もセカイVPNもトライアルを試し、その後解約しました。
- U-NEXT_○:見れました。
- TVer_○:見れました。
- Amazon Prime_○:見れました。
- Hulu_○:見れました。
- NETFLIX_X:見れませんでした。
あくまでも私が試した時、試した環境での結果ですが特筆すべきはhuluが見れた点です。
上のExpressVPNでは私が試した時は見れなかったので。
VPNがつながっても見れない事はよくある
海外住宅事情あるあるですが日本と違い、外国人である我々にインターネット接続の回線を選ぶ権利はありません。
これが大きな障壁ではないかと思います。
これは単なる経験則に基づく知識ですし、解決策はほぼありません。
- 共同Wi-Fiしか選択肢がない。
部屋番号で分かれてればまだいい方ですね。
その階全体で共有の場合がマンション(コンドミニアム)でもあります。 - マンション(コンドミニアム)またはホテル全体がIPアドレス固定の特殊な設定になっている。
上記環境下ではVPNがつながらない、つながってるように見えても実際には海外からの接続判定になってしまう事がよくあるように感じています。
私は専門知識はないので詳細原因は何とも言えませんが各種有料・無料VPNアプリを各地で試してみた結果、経験則的にこのように感じております。
出張・旅行先のホテルではこれはどうにもなりませんが、駐在でマンション(コンドミニアム)を契約する際には、部屋内に専用のWi-Fiルータがある事を必須条件として部屋を探す事をお勧めします。
よくある解決方法
もうこれは本当に現場対策です。というかまあ技術的対策でも何でもないのですが。
最近(特に若い方)は意外とやらない方が多い様なので。
そう電源リセットです。
昔、真空管テレビを叩いて直したノリに近いですが、まじでこれは効くんです。
(このテレビを叩いて移した経験がないから、最近の若い方は電源リセットをあまりやらないんでしょうか?)
技術的には一からネットワークのソフト的な構築をやり直しているからです(と思っています)。
重要なのは一旦、関連ネットワーク機器を全部電源落とし上流から順番に電源入れていくこと。
- 接続端末の電源リセット
要するにスマホやタブレット、FireTV等の電源リセットです。
これだけで解決すること結構あります。 - ルーター以下の接続機器を全て電源リセット
上記で解決しない場合はWi-Fiルーター以下、接続端末に到達するまでの全機器を一旦電源落とします。要するにWi-Fiルーターと、FireTVとかが有線接続でハブがある場合はハブも併せて電源落とします。
そしてネットワークの上流側(Wi-Fiルーター側)から順番に電源を入れていく。
特にWi-Fiルーターは起動に時間がかかる事が多いので、電源入れてから最低でも1分は待ちましょう。それからハブ(ある場合のみ)、FireTvやスマホの順番です。
ネットワーク関連のエンジニアの方には常識なのかもしれませんが、まじでこれは効果ありますので、今までやってこられなかった方は急に動画がみれなくなった時には一度やってみてください。
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