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40代後半おっさんの読書|感想とおすすめ

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  • 単なる個人の読書感想です
  • 忘備録でもあります
    – 昔読んだ本を気づかずに買ってしまう
    – しかも読みだして大分たたないと気付かない…
     切ない…
  • 読書はもっぱらオーディブル
    – もう活字は眠くて読めません
    – 老眼はまだぎりぎり大丈夫!
     なんとか読める。でももうそろそろ限界…

好きな本はこんな感じ。

  • ラノベ
    40代後半になって初めて気づきました。
    心は結局10代後半から~いいとこ30歳位で止まってますね。
    設定が若い本でも面白いと思う本は今でも面白い。
    昔はラノベジャンルは今ほど市民権がなく情報なく充実してませんでした。
    最近(ここ10年位)のラノベって50代近くになって読んでも改めて面白い。
    きっと、20年前の自分が今の私を見たら少し気持ち悪いと思うかもしれない…
    だが、面白いものは変わらず面白い。

  • 小説
    王道ですがめっきり読書量の減った昨今。
    面白い本にはずっと出会いたい。

  • ビジネス書
    中間管理職でもない!!
    いやゆる昔で言う係長!!。うだつの上がらない中間職!!
    今さら参考にしようとは思っていません。
    …が、共感できるビジネス書に出会いたい。
    自分を肯定するために!
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  1. ラノベ
      1. 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません(全33巻)_6★
      2. 現実でラブコメできないとだれが決めた?(全6巻)_4★
      3. 全ての恋が終わるとしても – 140字の恋の話(他2冊)_2★
      4. 幼なじみが絶対に負けないラブコメ(全13巻)_4★
  2. 小説
      1. 臆病な僕らは今日も震えながら_3★
      2. あの日に亡くなるあなたへ_4★
      3. 君の顔では泣けない_3★
      4. 誰かがこの町で_3★
      5. 悪い夏_3★
      6. 死んだ山田と教室_3★
      7. 人魚が逃げた_2★
      8. 老害の人_4★
      9. アルプス席の母_4★
      10. 愛とか恋とかやさしさなら_5★
      11. カフネ_3★
      12. 天国からの宅配便_3★
      13. 大事なことほど小声でささやく_4★
      14. 婚活マエストロ_3★
      15. あなたの人生、片づけます_3★
      16. そして、バトンは渡された_4★
      17. 本日は大安なり_3★
      18. 存在のすべてを_2★
      19. 黄色い家_3★
      20. ツミデミック_3★
  3. ビジネス書
      1. 学びを結果に変えるアウトプット大全_2★
      2. 読書脳_3★
      3. 株式会社 好きなことで生きていく_2★
      4. 静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと_4★
      5. 職場を腐らせる人たち_0★
      6. 人は聞き方が9割_4★
      7. 人は話し方が9割_1★
      8. 遅いインターネット_2★
      9. それでも今の居場所でいいですか?_3★
      10. ブログ集客の教科書_3★
      11. ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか_2★
      12. 好奇心を”天職”に変える空想教室_4★
      13. 世界一流のエンジニアの思考法_5★
    1. 関連

ラノベ

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません(全33巻)_6★

2025年01月12日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★★

  • 著者_ 香月 美夜
  • 出版_
    TOブックス:
    1巻:2015/1/25~33巻:2023/12/9
  • 配信_
    Amazon Audible:
    1巻:2019/4/19~24巻:2024/11/15
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle:
    1巻:2015/1/25~33巻:2023/12/9
    (一部読み放題対象:無料体験登録)
  • 受賞_宝島社 このライトノベルがすごい2018/2019/2023_1位
    (2017_5位、2021/2021_2位、2024年に殿堂入り)

今やすっかり「なろう系」という言葉まで世間に認知された感がありますが、その小説になろうサイトで2013年から投稿されサイトでの完結が2017年。今や正式出版化、漫画化、アニメ化にとどまらず海外でまで人気を博している転生もの黎明期(多分?)の超代表作。
まじで面白いです。

私が存在を知ったのは2019年のコロナ渦。
➡小学生の娘、息子とアニメ1期を見る
➡面白すぎて、なろう小説のサイトで原作一気読破
の作品です。

ということで、読了自体はもはや6年前の作品ですが、最近Audibleでこの作品が随時アップされておりこの2024年末~25年年始にかけAudible化されている24巻までを再読(聴)してしまいました。
改めて面白い。

今となってはかなりメジャーの作品とは思いますが、海外でも続々とノベル化、漫画化、アニメ化が進んでいる化け物作品です。
日本人が本気で魔法を使った学園物を書くとこんなにすごいのという作品です。
20年位前に一世を風靡したイギリスの作品をはるかに凌駕する、日本が誇る海外に通じる作品と勝手に自負しています。(勿論、関係者でも何でもありませんが)

尚、最初の1-3部までは、全部前振りです。
中々話が進まないのが難点。
ですがそこで辞めないでください。
第4部の魔法学園にいく所からとてつもなく面白くなります。
残念ながらアニメはまだそこまでたどり着いていません。
おすすめは学園編から。
audibleでいうと13巻です。
勿論、ノベルで読んで頂いてもなろう小説で読んでもよいかと。

こちら、アニメから入る方もおられるかもしれませんが、アニメからの方は、続きを是非audibleで聴くのがお勧めで。
なんとナレーターはアニメで主人公マインの声優を担当されているご本人(井口裕香さん)。
アニメのイメージそのままに没入できます。
井口さんの声が本当に最高に合っています。是非読んで聴いてください。

現実でラブコメできないとだれが決めた?(全6巻)_4★

2024年12月26日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★

  • 著者_初鹿 野創
  • 出版_
    小学館 / ガガガ文庫:
    1巻:2020/7/17~6巻:2022/7/20
  • 配信_
    Amazon Audible:
    1巻:2020/7/20~6巻:2024/6/20
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle:
    1巻:2020/7/22~6巻:2022/7/25
    (一部読み放題対象:無料体験登録)
  • 受賞_第14回小学館ライトノベル大賞(2019年)_優秀賞

ヒロイン上野原さんのツンデレ感が素晴らしいにつきる。
まさに王道学園ラブコメ、特にコメ要素が強い内容なので好き嫌いは分かれるかもしれないが一気に聴けます。声優さんも声があっていていい感じです。
イラストのイメージもよくあっている。

アニメ化はされてない模様だが、アニメ化されたら見てしまいそう。
まあこの手のアニメ(アニメ化されてませんが)40代後半のおっさんが見るのがキモいの重々承知だが、そもそも実は読者は40代ではなかろうかと思ってしまいます。
現役の10代が読んで面白いかというと…??かと思うし。

全ての恋が終わるとしても – 140字の恋の話(他2冊)_2★

2024年11月10日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆☆

  • 著者_ 冬野 夜空
  • 出版_ スターツ出版 :2022/03/28~2024/1/26
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/09/07~2024/10/29
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2022/04/28~2024/1/26
    (読み放題対象:)
  • 受賞_

もの足りない…

最近の若い方はこれ位がちょいど良いのであろうか?
っと違和感覚える。

140字。旧Twitterと同じ字数制限。
SNSで流し読むには確かに時間つぶしに良いかも。
しかし、まとめて小説として読むには…
ひとつひとつは、読んでいて、ふーんとか、わかるとか、思いはしますが、最終的には一切記憶に残らなかった。まあ、こんだけ一気に読んだらそれも仕方ないかも。



刊行順の通り、
 恋の話~さよならの話~忘れられない恋
で読んでみました。

各巻、140字小説が数十本と最後に短編小説が一編。
ということで、3巻全体で140字小説が総数約120本と短編3つ。

各短編の方は、
ひとつは恋人が最初から病気で死ぬ話、
ひとつは分かれるところから始まり回想する話、
ひとつは死んだ恋人が幽霊になって出てくる話

まあ本のタイトルが「すべての恋がおわるとしても」なので、まあ別れ話なのはよいのだが…
短編だから短いのはよいのだが…
各一冊として短編は一つしか載っていないので、本として読むにはやはりものたりない…
3冊いっぺんによんだわけだが、それでも物足りない感が強く残った。

尚、3冊はそれぞれ独立しています。

幼なじみが絶対に負けないラブコメ(全13巻)_4★

2024年10月25日:12巻まで読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★

  • 著者_二丸 修一
  • 出版_
    KADOKAWA / 電撃文庫:
    1巻:2019/6/8~12巻:2024/3/8
  • 配信_
    Amazon Audible:
    1巻:2021/7/16~12巻:2024/8/9
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle:
    1巻:2019/7/8~12巻:2024/3/8
    (読み放題対象外:)
  • 受賞_
    このライトノベルがすごい2020 _総合5位。
    累計ではミリオンセラー。

高校生のお話です。
きもいかもしれませんが、おっさんには勿論未来永劫もう関係ないですが、面白いものはおもしろい。

この手の青春学園ラブコメ実は読む(聴く)のはおそらく15年ぶりくらい。
おそらく、最後に読んでいた学園ラブコメは記憶にある限り、
村山由佳さんの「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ。
読みだした頃はまだ大学生だったんです。
調べてみたら1巻発行は1999年。間違いなく私は大学生でした。
10巻くらいまでは読んだ記憶があるのですが、調べてみたら完結は2020年。
つい最近ですね。

実はこの「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズも今となっては完全にライトノベルに分類されています。まあライトノベルという言葉自体は99年にも既にありましたが、今よりはもっとゲームやファンタジーよりだった気がしていまが。

別に「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの感想ではないですが…まあこんな感じの本が昔おもしろかった方は、40代後半、50台になった今読んでも結局面白いのではないでしょうか…
ということです。

出てくる女の子が正直とても魅力的。
まあ妻とはだいぶ違いますが…
こんな恋は実際の自分の中高生時代にもできませんでしたが…

女性ナレーターでオーディブルと聴くとまさに、妄想が暴走している感がおもしろい。
読むよりもアニメ声で聴くのが気楽でいい。
なんか少し小難しくとっていたり、自分の娘並みの女優が出ている邦画でみるよりも感情移入しやすい。
アニメ化もされているとの事ですが、アニメ見ない方が自分のイメージで妄想できていいかも。
とはいえ、まあアニメも見てはみるつもりですが。

ちなみに、「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズもこれで思い出しました。
完結まで読まねばと思いつつも…
何巻まで読んだのか…
そしてオーディブルにはない…Kindleで読まねば…ちょっと活字読むのしんどいが…

小説

臆病な僕らは今日も震えながら_3★

2025年05月12日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_汐見 夏衛
  • 出版_ 実業之日本社:2021/12/03
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/09/06
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2021/12/03
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

ベタだけどまあまあおもしろい。
前半ちょっとしんどい…という感想。

移植による記憶の伝播もの…といってしまえばそれまで。
移植モノと知らずに読んでいたので、最後にあーと納得したが、移植モノと知ってよんでいたら面白味半減だったかも。
そういう意味では移植の話が出てくるまでは若干ミステリーみたいで面白かった。

イマイチのめり込めなかったのは、登場する人物のキャラが主人公の二人であるきららと景の二人含めて少し弱かったからか?
きららの母の人物描写がもっとあったら感情移入しやすかったかも…
というのは私が高校生の親の様な世代だからかもしれないが、やはり少しもの足りない。
特に景の母についてはほとんど描写がなかったし。

まあもちろん、あくまでも主は移植にまつわヒューマンドラマではなく高校生の二人(というかメインはきららのみ)の心の葛藤と変化を描こうとした作品かもしれない。
そういう意味で見ると、やはり私の年齢が問題なのかも。
とにかくイマイチ感情移入ができなかった。

全然関係なかったが自分の子供に昔読んであげていた「にじいろのさかな」の絵本が頭をよぎる作品だった。

あの日に亡くなるあなたへ_4★

2025年05月04日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★

  • 著者_ 藤ノ木 優
  • 出版_ 小学館 :2022/08/05
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/11/08
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2022/08/05
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

過去につながる電話…その設定だけ見ればよくあるはなし。

これを最後、結局ハッピーエンドにもっていくのは意外(??)と珍しいのかな?との感想。
自分が40代後半で子供に思う事として色々思う所は色々ある作品。

まだ20代の翔子の母親としての心情と若くして死ぬことへの葛藤、父親であるひろしの当初の想い、妹の秋穂の幼さ、先輩医師である藤堂と冴子のイケてる感じ、魅力的なキャラが多い。
家族間それぞれの想い、産婦人科医の想い…

ドラマ化、映画化されていないようであるが、される折にはキャスティングにかなり苦慮しそうな良作。

君の顔では泣けない_3★

2025年05月04日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ 君嶋 彼方
  • 出版_ KADOKAWA :2021/09/24(文庫:2024/06/13)
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/08/30
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2021/09/24
    (読み放題対象外)
  • 受賞_小説 野生時代 第12回 新人賞

基本は男性視点での性の入れ替わり人生。
漫画や映画で昔からよくあるが、最後までもとには戻らない前提で30歳の時点から始まっているのが少し斬新なのか?

著者自身が男性であるからとは思うが、男性視点での(入れ替わりの)女性人生を描いているようでいて、結局の所は入れ替わった相手への精神的な依存(恋愛ではない)を描きたいのか、はたまた入れ替わってしまい実際には交流ができない本当の家族との葛藤を描きたいのか…?

ポイントがいまいちよくわからなかった。

巻末のサイドストーリーの女性視点での入れ替わり男性側の描写もイマイチ何のためにあるのか…
かたちよくまとめた感だけあるが…全体につかみどころがよくわからなかった。

誰かがこの町で_3★

2025年05月03日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ 佐野 広実
  • 出版_ 講談社 :2022/01/27(文庫:2024/11/15)
  • 配信_
    Amazon Audible:2022/06/10
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/11/15
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

1人称である真崎のキャラクターがメインの作品。

その割には真崎自身の過去はメインの住宅街とは関係ないので、冒頭で過去が少し出て以降は、最後に元勤め先を告発するまで何もなかったのがちょっと残念。
もっと真崎の人生をつっこんで掘って欲しいと感じた。
真崎家の父と娘、夫と妻の方がもっと知りたいと。

街の住人の異常性自体は、なんだかんだどっかで聞いたことあるような村八分感から逸脱していないのでそこまで印象的ではなかった。

悪い夏_3★

2025年05月01日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ 染井 為人
  • 出版_ KADOKAWA :2017/09/29(文庫:2020/09/24)
  • 配信_
    Amazon Audible:2023/12/22
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2020/09/24
    (読み放題対象:無料体験登録)
  • 受賞_ 第37回横溝正史ミステリー大賞 優秀賞

ミステリー……ではない。
まあゼロではないがミステリー要素はほとんどないのでミステリー大賞というのはよくわからない。

生活保護、不正受給、風俗斡旋、こんな世界が実際に結構あるんだろうなーと思わされる描写が全体的に印象的だが、全体的にびっくりするような展開はなく平坦なイメージ。
たんたんと暗いはなしが最後まで続く感じ

最後の宮田有子と高野の不倫関係ははちょっと不自然感がぬぐえない。
まあ途中でじゃっかん伏線っぽい感じはしたが結構ざつな感じがした。

ドラマ化までしたようだが正直いまいち…

死んだ山田と教室_3★

2025年04月24日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ 金子 玲介
  • 出版_ 講談社 :2024/05/15
  • 配信_
    Amazon Audible:2025/02/14
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/05/15
    (読み放題対象外)
  • 受賞_ 本屋大賞2025_第9位

うーむ、中途半端な作品。

前半半分はただただくだらない…
何の話だかわからない…

中半から少し友情ドラマになったが、最後は結局なんのひねりも、種明かしもない。

中途半端…としかいいようがない。

人魚が逃げた_2★

2025年04月20日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆☆

  • 著者_ 青山 美智子
  • 出版_ PHP研究所 :2024/11/14
  • 配信_
    Amazon Audible:2025/02/14
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/11/12
    (読み放題対象外)
  • 受賞_ 本屋大賞2025_第5位

全体のストーリーを通じての王子と人魚の必要性が今一わからなかった。

単純に各章を短編として読むならば良いはなしも。
特に2章(町は豊か)の娘から母への一言
「お母さんは毎日を毎日つくってくれた」
はとてもいい言葉だと感じた。

ただ人魚、王子は奇をてらっただけにしか読み取れなかった。
それとも王子が二人いる事に気が付いた?という、単に伏線ですよ…的な。

うーむ

老害の人_4★

2025年04月19日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★

  • 著者_ 内館 牧子
  • 出版_ 講談社 :2022/10/17 (文庫:2025/04/15)
  • 配信_
    Amazon Audible:2025/03/21
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2025/04/15
    (読み放題対象外)
  • 受賞_ 無(ミリオンセラー)

私も40代後半。
まさに老害の入り口がみえてきたところ…
認知症の初期症状?
「んーあれ、あれ、」っと単語が思い浮かばず自分でももどかしいと感じる事がちらほら…

これが無視式になるとまさに初期の老害であろう…会社の上の方にたくさんいますが自分も他人ごとではないとまだ感じられている今日この頃…

とても色々考えさせられる内容でした。
まあ話自体は悲しいシーンもコミカルに、テンポよく描写されていましたが、まあまさに80代の自分の両親や自分の10年後、20年後を考えずにいられない…

おそらく20代、30代の頃に読んでもこんな風には感じなかったであろうと。

著者の内館さんは1948年生まれというプロフィール、2022年の刊行作品という事ですので当時74歳。まあ編集・校閲色々入ったのでしょうがとても74歳の文章と思えない読みやすさとそこも感嘆せずにはいられない。
わが社60代、70代の経営陣にも…もとは思わずにはいられない…
これから迎える50代、60代、そして70代、80代をどう生きるかとおもわず立ち止まって考える作品でした。

24年にはNHKでドラマ化され、書籍としてもミリオンセラー。
世の中に同様に色々考える40代、50代がたくさんいるという事かと…

アルプス席の母_4★

2025年04月15日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★

  • 著者_ 早見 和真
  • 出版_ 小学館 :2024/03/15
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/08/30
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/03/15
    (読み放題対象外)
  • 受賞_2024年啓文堂書店小説大賞、本屋大賞2025_第2位

視点が新しい作品。
高校球児を母の視点で描くテンポのいい作品。
主人公のアルプスの母こと、秋山菜々子が40代の設定ながらその心理描写は結構若く、かわいらしく描かれており印象的。最近の母親ってこんな感じかな?と思わされるような。

とはいえ、著者の早見氏は本作の舞台設定通りに、実際に神奈川出身の高校球児であったとのこと。
しかも我々世代では少し記憶にあるであろう桐蔭学園。
最近の甲子園で桐蔭と言えば大阪桐蔭高校であるが、90年代にはこちら横浜の桐蔭学園も甲子園の常連であったことは覚えておらる人も結構多いかも。
そう巨人の高橋由伸を擁して甲子園に行っていたころです。
早見氏はその2年後輩にあたるとのプロフィールらしい。
ちなみに大阪桐蔭と横浜桐蔭は全く関係ない学校です。

紛らわしいですが、本作の舞台は神奈川のシニアリーグから大阪の新設間もない高校に進学する航太郎を支える母、菜々子の話。一瞬、舞台は大阪桐蔭か?と思わせられます。
大阪桐蔭も今でこそ甲子園常連校ですが、創設は昭和58年、著者や私(著者と同い年)が高校生の頃にはまだ創部10年前後の新設校。
まあフィクションかノンフィクションかはわかりませんが、これは著者の母親か?とは思わずにはいられない作品。

という時代背景を考えると、40代設定の母である菜々子は私の母と完全に同年代…

そんなにかわいくはない…
うーむ、

いやしかし今や私も当時の母よりも若干年上、そう考えると心は結構若かったのであろうとも想像はつく。私も48になってみて初めて心は20代のころから成長しとらんな…と思う昨今。

まあなんにせよ、本作で描かれる甲子園球児の母、菜々子は魅力的であった。
球児の母親という視点が新しいとは冒頭で書きましたが、何のことはない菜々子という人物と、その子育て観、取り巻く登場人物たちが単に魅力的というだけ。

結局、小説も映画もアニメも、ストーリーは当然大事ですが登場人物の魅力が重要ということかと思っていますが、本作はまさにその典型。
単純に人間ドラマが面白かった。

愛とか恋とかやさしさなら_5★

2025年04月14日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★

  • 著者_ 一穂 ミチ
  • 出版_ 小学館 :2024/10/30
  • 配信_
    Amazon Audible:2025/04/04
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/10/30
    (読み放題対象外)
  • 受賞_本屋大賞2025_第7位

この作者はやばい…
とは感じられずにはいられない一冊。

きっと誰もが持つであろう犯罪心理をここまで的確にとらえて書いてしまうとは脱帽である。

著者を全く確認せずに、本屋大賞2025作品リストを上からダウンロードして適当に読みだした所、一気に物語に吸い込まれ、一気に最後まで読破という久々の感じ。

読んでいる最中に気になったのは著者の性別。
男性であったならば、まあよくこんな題材を取り扱ったな、当然、自身の体験ではないという前提なので多くの男性、特に日本人男性、がきっと心に持っているであろう欲求を書いてしまったな、と思いつつも、主人公の一人称が女性であるため女性だろうか、女性だとしたらこの盗撮に対する心情描写はすごいな、女性はこう思うのだろうか、実体験に基づくものであろうかと?は勘ぐらずにはいられない。
自分の妻、過去の恋人に当てはめずにはいられない内容。

最終的に著者を確認して、なんだ昨年の直木賞受賞者か…と。
しかし、直木賞受賞作であった作品ツミデミック(↓でも感想のこしておりますが)よりも間違いなく私の記憶に残る作品。
40代以降で読んだ小説の中で、個人的にはN.1,No.2で印象的な作品だった。

もう一人の主人公であるヒラク(啓久)は一歩間違えれば自分だったかもしれないと思いが少しでもある方は、自分に置きかえて、自分の妻や恋人がこの本を読んだならどう思うだろう?と思いつつもその会話はしたくはないな…とも思う複雑な作品。

一方で子供を持つ親の身として読むとまた自分の息子が、娘がと思うと色々な登場人物の心情が気になる作品。

読了感が良い作品とは必ずしも言えないが、とにかく面白い作品でした。

読者ターゲットは正に私、40~50代男性はなかろうかと思う。
20代の頃に読んでも全く面白くなかったかも。
30代では微妙。仕事ばかりでそもそも読書してなかったし。
女性の感想を聞いてみたいと思わせる作品、自分の近親者以外で。

ツミデミックで直木賞の際には全く著者に関心はわかなかったが、一穂さんについて検索せずにはおられずBLもの出身の作家さんと知り、少し納得。しかもほぼ同年代、どうでもいいが…
是非、他の作品を読んでみようと思わされる良書でした。

カフネ_3★

2025年04月13日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆

  • 著者_ 阿部 暁子
  • 出版_ 講談社 :2024/05/22
  • 配信_
    Amazon Audible:2025/04/09
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/05/22
    (読み放題対象外)
  • 受賞_本屋大賞2025_第1位

2025本屋大賞という話題作ということで早速読んで(聴いて)みた。

主人公は41歳の独身女性…
作者の阿部さんは1985年生まれという事で、著者等身大の人生観に基づくフィクションかな…?

ということで、1977年生まれの身のしては歳が近いと言えば近いし(同じ40代、昭和生まれ)、一回りとはいかないもまでも8歳差は小学校でもかぶらない位違うと言えば、世代が違う感じ。
作中主人公の発言にも昭和生まれという自虐が出てきたり、端々の表現や人生観描写に共感できるような、できないような…

なにかというと、何故本屋大賞…?という感想。
要するに面白くなくはない…
だがそんなに面白くもない…
という微妙な感じ。
エンディングだけは少し斬新だった気がするが、あとは淡々と…っで何の話にもってくのだろうと何かどこまでも話に没入できなかった…

昨年の成瀬は天下をとりにいくでも大分感じていたが、本屋大賞は40代後半以降は感覚があわなくなるのか…
書店員さんの投票に基づく本屋大賞…
実際の投票方法はしらないが、まあ書店員さんもセンターの世代は30代かな?と思わずにはおられず、そして自分はもうすぐ50代(2025年4月時点47歳)…とひしひしと寄る年の波を感じずにはいられない読了感…
なんか、本自体の感想ではないが…

天国からの宅配便_3★

2025年03月28日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆

  • 著者_ 柊 サナカ
  • 出版_ 双葉社 :2022/02/17
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/10/18
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2022/02/17
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

ちょっといい話が4編。
世代によって評価が分かれるかもという本。

40代以上にとっては、どの話も昔の映画や小説、どこかで聞いた事あるような…という気もする本。
でも若い人には新鮮な、単にいい話かも。
まあいい話の集まりである事には変わらない。

なんか奇抜な話があるわけでもなく、40代、50台にとっては少しリラックスして読みやすいかも。
特別どうこういう話ではないが、まあ少し心温まる話。
ちょっとつかれている時に気楽に読めていいかも。

大事なことほど小声でささやく_4★

2024年12月31日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★

  • 著者_ 森沢 明夫
  • 出版_ 幻冬舎 :2013/05/24
  • 配信_
    Amazon Audible:2023/06/09
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2015/08/05
    (読み放題対象:無料体験登録)
  • 受賞_

都会でひっそりと営業するバーの姿がまさに思い浮かぶ作品である。
人情臭い現代劇が好きな方にはお奨め。
おかまマッチョなバーのママが良い味出してます、私の身近にはこんなキャラはいませんが、おかまマッチョママの正にステレオタイプイメージそのままのキャラを全面に押し出し登場全キャラに絡んでいきます。
私もこんな店の常連になってみたいなと思わせてくれる、(おそらく)中年向けの本です。
高校生や美女キャラも登場しますが、感情移入するとしたらやはりサラリーマンか歯科医のほうではないかと個人的には思います。

単行本刊行の2013年から、約10年後の2022年に映画化もしている模様。
全体の世界観が頭の中に良く思い浮かぶ作品なので映画を見るのは想像の世界観を壊してしまうかもという不安と、期待を持たせてくれる良作です。

しかし…残念ながら映画は見ない方よいかと…
解釈と演出がすごく偏っているなと感じました。
映画の監督もかなりこの作品には入れ込んでいる的な解説がちょこちょこ見つかるのですが私的に…でした。あくまでも個人の感想ですが。

婚活マエストロ_3★

2024年12月30日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆

  • 著者_ 宮島 未奈
  • 出版_ 文藝春秋 :2024/10/25
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/12/13
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/10/25
    (読み放題対象外:)
  • 受賞_

普通の恋愛小説。
可もなく不可もなく。
作者が昨年本屋大賞(成瀬は天下を取りに行く)を受賞していなければ読むこともなかったと思う。

私は成瀬然、宮島さんの作品とは今一相性が悪いらしい。
歳をとったということか。
本屋大賞の作品自体は全体にそこそこ面白く感じるのではあるが…

話の内容とは全然関係ないが、この本、まだ文庫が出ていない。
従って手に取って読もうと思ったら単行本のハードカバーのみである。
そのハードカバーの刊行が2024年の10月25日。
そんな中でAmazon Audibleには無料ででてしまうという状況…

うむ、もちろんAudibleユーザーとしてはありがたいのだがなんとも。
AmazonがそれだけAudibleに力を入れているということか?
はたまた、作家の意思か。その辺はわからないが時代を感じずにはいられない。

あなたの人生、片づけます_3★

2024年12月28日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆

  • 著者_ 垣谷 美雨
  • 出版_ 双葉社 :2016/11/10
  • 配信_
    Amazon Audible:2022/08/26
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2016/11/10
    (読み放題対象外:)
  • 受賞_

断捨離の本は色々出ていますが小説として描かれると少し身に入りやすい。
私自身も少し身に覚えがある整頓はできるが、中々整理が出来ない話は耳が痛い。

しかし、他人事ではない。
うちの妻もこのまさに傾向…
妻に何とか読んでほしいと思う本である。
私も思わず妻に言いたくなってしまう内容、整頓だけではだめだと。
踏ん切りをつけて整理するのだ、捨てるのだと。。。

ちなみにコロナ渦の2020年にNHKでラジオドラマ化されていますね。

そして、バトンは渡された_4★

2024年12月13日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★

  • 著者_ 瀬尾 まいこ
  • 出版_ 文藝春秋 :2018/02/22
  • 配信_
    Amazon Audible:2021/01/22
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2020/09/02
    (読み放題対象:無料体験登録)
  • 受賞_本屋大賞2019_第一位
    ミリオンセラー

娘を持つお父さんに読んでほしい一冊。
私の娘はまだ嫁に行ってませんが、遠くない将来には…と思いいる本です。

映画化も2021年にされています。
先に映画見てしまうと大分、キャストのイメージに引っ張られてしまいますので、先に本を読むのをお勧めします。

本日は大安なり_3★

2024年12月05日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆

  • 著者_ 辻村 深月
  • 出版_ 角川書店 :2011/02/26
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/08/16
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2014/01/25
    (読み放題対象外:)
  • 受賞_本屋大賞2012-第13位

テンポはすごくいい話でした。
ただ面白いかといわれると可もなく不可もなく。

個人的なイメージですがミステリー系(特に学園物が人気)が得意な著者辻村さんの作品としては珍しい(??私があまりよんでいないだけかも)、エンタメ系ないしはヒューマンドラマ系の作品。

2011年にはNHKでドラマ化もされていたようですが、本屋大賞2012も13位…。
この頃には既に、著者の辻村さんはかなり人気でしたので鳴り物入りでドラマ化してみたものの…といった感じでしょうか。ドラマも見てませんので何ともわかりませんが。

テンポ良く、人間描写が分かり易く、話も分かり易い…が、特に記憶には残らないかなという作品。

存在のすべてを_2★

2024年11月28日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆☆

  • 著者_ 塩田 武士
  • 出版_ 朝日新聞出版 :2023/09/07
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/08/23
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2023/09/07
    (読み放題対象外:)
  • 受賞_本屋大賞2024-第3位

昭和後期~平成初期の火曜サスペンスとかなんとかの2時間ドラマのにおいがしました。
過去の事件を振り返り、30年後にその深層が解き明かされ、当事者のみが知っていた人間模様を描く内容でした。
まさに火サス。
火サスのドラマのような映像イメージが頭に浮かぶ作品だったというのが最大の印象。
昔風の映像で2時間ドラマ化したら少し感慨深いかも。

内容としてはちょっとタイトルが大げさに感じた。
終盤でまさにタイトルそのものの表現が出てきたが少しわざとらしかった印象しか残っていない。
全てが最後の深層あかしにむけた伏線な訳だが、ちょっと長ったるすぎ。
その過程の人間描写が私にはまったく響くところがなかったのであまり面白くはなかった。

本屋大賞3位とのことなので私の感性がもはや世の中とずれてしまったということか…
うーむ。

黄色い家_3★

2024年11月17日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆

  • 著者_ 川上 未映子
  • 出版_ 中央公論新社 :2023/02/20
  • 配信_
    Amazon Audible:2023/06/30
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2022/02/25
    (読み放題対象外:)
  • 受賞_本屋大賞2024-第6位

前半3割位はかなり読むのがしんどかった。
中半~後半はどろどろした心情描写がそこそこ面白かったが、最初でページが止まると結構しんどいかも。

時代背景の描写が1980年~2000年位を中心に描かれており、バブル~ブルセラ女子高生ブームぐらいの時代を知っている現40代後半~50代前半くらいが読むと感情移入しやすいのではないかと。

著者川上さんは1978年生まれということですので、バブルやブルセラブームよりも少し後の世代の方と思いますが、少し年下の世代としてどのようにこの時代を見てきたかという観点でほぼ同世代としても面白かった。

個人的には共感する部分は少ない人生を歩んできたが、同世代として色々考えさせられる点も。

ツミデミック_3★

2024年11月01日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ 一穂 ミチ
  • 出版_ 光文社:2023/11/22
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/9/27
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2023/11/22
    (読み放題対象外)
  • 受賞_ 直木賞2024

うーむ、世間の記録には残ったが私の記憶には残らなそう。
6編のともれぞれ面白いのは面白いんですが…
全体的に暗い話ばかり。
うーむ、でも全部一気に聴けたので一話一話面白いのは間違いない。
さすが直木賞…ということかも。

面白くない本は、やはり途中で読むのを辞めてしまうのが常なので…
実は直木賞と知らずに読んだので。
やはり面白いのかも…という感想の本でした。

…というかAmazon頑張ってるなという本。
まだキンドルでは読み放題対象外なのにオーディブルでは聞き放題対象とは。
直木賞とったばかりなのに。
オーディブルどんだけ推しているんだ!!
と思いつつも、まじでオーディブルお奨め!!

唯一記憶に残ったのは4編目の”特別縁故者”。
実は超金持ちの元社長のおじいさんと、近所に住むプータローの元板前ひも父さんの交流。
まったく共感する生い立ちでも人生でもないですが、まあ歳が近いからか…


全体的に背景が凄く、現代を感じさせるのが印象的。
フィクションっぽくもありノンフィクションっぽくもありと感じられた…。

コロナやらウクライナ戦争やらの正に現在が舞台になっていたり(5編目の”祝福の歌”)、
漫画のデスノートが会話に出てきたり(6編目の”さざなみドライブ”)…

調べて見ると著者の一穂 ミチさんは1978年生まれとか、ほぼ同級生でした、そのせいか…

ビジネス書

学びを結果に変えるアウトプット大全_2★

2025年03月02日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆☆

  • 著者_ 樺沢 紫苑
  • 出版_ サンクチュアリ出版 :2018/08/03
  • 配信_
    Amazon Audible:2020/11/20
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2018/08/03
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

↓の「読書脳」の著者の本。
出版年的にはこちらが先。
私が読んだのは「読書脳」が先。

まあ、言っている事はどちらの本も同じだが、色々な事象を対象にしているのが本書で、読書に限定しているのが「読書脳」。

何事も
インプット(練習や勉強)は3割、
アウトプット(本番、実戦で使う)は7割
位の割合でアウトプットしないと何も身につかないという本。

要するに教訓として
「言うは易し行うは難し」
「習うよりも慣れろ」
極論したら
「百聞は一見に如かず」
的な本です。

「読書脳」と基本的には同様な内容なのですが、一般論で色々語られると、個人的にはあまり得るものがなかった。
単なる仕事術に脱線している項目も多く、途中で何のはなししているのかよくわからなくなる構成感じられる部分が多かった。

読書脳_3★

2025年03月01日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆

  • 著者_ 樺沢 紫苑
  • 出版_ サンマーク出版 :2023/08/31
  • 配信_
    Amazon Audible:2023/10/06
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2023/08/31
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

自分の読書について改めて考えさせられた本。
但し、1章~2章(の途中まで)で充分かも。

全体のサマリーが1章~2章(の途中まで)。
2章の途中以降は、著者の体験談が具体例と綴られていくが、私にとっては特に目新しいポイントはなかったので参考にはならなかった。
あまり普段読書しない方は2章以降も参考になるかも。

実は内容的には著者の別書籍、↑の「学びを結果に変えるOUTPUT大全」に基本内容は含まれている。
「学びを結果に変えるOUTPUT大全」方がより一般的な事象として、知識を身に着ける、忘れないを書いた上位カテゴリーの本。
「学びを結果に変えるOUTPUT大全」を先に読んだ方が、効率的かも。
でも個人的には、こっちの「読書脳」の方が気づきが多かった。

  • ネットからは情報、読書からは知識
    改めて言われてハッとしました。まさにこの通り。

  • 読んだら忘れない読書、アウトプット読書術
    読んだら忘れない読書とは
    ➡何度も利用される情報
    ➡心が動いた出来機事
    こう言われると当たり前だが、改めて言葉にされると考えさせられる。

    まず「忘れない読書」…
    確かに、読書する以上、できれば忘れたくない。
    特にビジネス書については、くそ面白くもないと尚更。

    「心が動いた出来事」、要するにこれは凄く面白い本。
    これはほっておいても忘れにくい。
    では、「何度も利用される情報」とは…

    読書した内容(インプット)を
    ➡メモを取る
    ➡人に話す・お勧めする
    ➡感想・気づきをSNS投稿
    ➡書評・レビューを書く
    何度も利用(アウトプット)する。

    うむ、確かに何度も利用している。
    何度も利用した情報は脳が長期記憶として処理する可能性があがるという仕組み。
    これがアウトプット読書術ということ。

…私のこのブログ記事も個人の感想文だ、忘備録だとのたまわっているが、何のことはない、本書の内容を正に実践しているわけだ。
まあSNS投稿はしていないが。
そして、まさに本書ご指摘の通り、だからこそ忘れにくい…
あくまでも忘れにくい…だけ
それでも忘れる…
悲しいかな、よる年波には抗えない…

そこが抗う内容が書かれていれば一気に5★だったが…
そんな都合のいい方法はまだ発明されていない模様…

SNS投稿は追加でやってみよう…

株式会社 好きなことで生きていく_2★

2024年12月29日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆☆

  • 著者_ 水島 翔
  • 出版_ 扶桑社 :2022/06/30
  • 配信_
    Amazon Audible:2022/08/19
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2022/06/30
    (読み放題対象:無料体験登録)
  • 受賞_

すぐにやる、続けるを終始連呼している本。
成功者の声なので参考とすべき考え方ではあるが、それが出来ないから苦労している。

静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと_4★

2024年12月22日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★

  • 著者_ 金間 大介
  • 出版_  PHP研究所 :2024/01/23
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/06/21
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/01/22
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

特に後半がおもしろい。
前半の1on1云々は特に目新しい内容はなかったのでそこを期待して読むとすかされるかも。

特に印象に残ったのが以下3項目。
あくまでも私の狭い知識範囲の中で目新しかったという意味ですが。

1つ目は、若者と話すときは(特に若者に限る必要はないと思うが)、自分の子供が小さい頃に話を聞いたように。
これ正にわかりやすい。
傾聴するとはまさにこのことであろう。
言われてみれば当たり前なのでが、今までこう捉えたことがなかったので目から鱗であった。

2つ目はクワイエットクイッティング(Quiet Quitting)の意味。
これは、若者ではなくまさに日本の中高年の事というのは驚きであった。
「さすが課題先進国日本」というのもまさに言い得て妙。
「最低限の事はやって給料をもらいたい = 静かな退職状態」
これはまさに私の事ではないだろうか。

但し、作中の説明は現在の中高年の実態とは少し異なる印象。
著者の金間教授は1975年生まれということでほぼ同年代。
経歴を拝見する限り、企業での就労経験はない様であるのでそこに少しずれがあると感じる。
ここでいう最低限の事というのも、かなりハードな内容を現在の40代はしていると感じる。
本書では述べられていないが、俗にいうメンバーシップ型とジョブ型、日本企業にはびこる雇用形態のミスマッチの問題。
いわゆる昔でいう働かないおじさんのイメージの様な社員はあまりいないと感じる。
単に、社内政治、忖度をしないだけ。仕事自体はかなり優秀にこなす中高年が増えている感じがするのは私だけだろうか。まあ自分を正当化しているだけともいうかもしれないが。

3つ目は若者が会社に求めるものとしてのファストスキル獲得機会。
これがいわゆる「ゆるブラック」と関連しているとはあまり考えてこなかった。
私はまだ社内教育で実務スキルなんて身につかないと思っている世代でもあるが、一方で若い頃には社内にロクな教育・マニュアルが存在しない事に嘆いていたのもつい昨日の記憶である。
では自分が教育する側・マニュアル化する側の立場として機能しているかというと勿論……ではあるが。
この辺もやはりメンバーシップ型の日本企業の問題ではないかと感じる。
若者ではなく、海外拠点で外国人と仕事をするとまじで我々(おそらく保守的な日本企業)の仕事はやり方が決まっていない、マニュアルがないと感じる。
もう外国人のホワイトカラーと業務の進め方の会話が成立しない。
このファストスキル獲得機会問題、ゆるブラック問題は若者の問題ではなく失われた20年・30年と言われる成長しない日本企業が抱える問題の根底である気もする。
しかし逆に日本企業が外資と戦う強みでもあると思ってしまう。
まあ、こう感じること自体が既に問題なのかもしれないが…

まあ、なにせ色々と考えさせられる良書。

職場を腐らせる人たち_0★

2024年12月20日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆☆☆☆

  • 著者_ 片田 珠美
  • 出版_ 講談社 :2024/03/21
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/07/29
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/03/21
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

まれに見る駄作です…
そういう意味で読む価値あるかもしれません。
どうしても読みたい場合は、是非Audibleで。
聴き放題の対象作品です。

いっさい教訓はありません。
ただただ延々と、職場のネガティブな人の例が次々と…

事実描写ばかりなので共感も教訓もありません。
まあ、しいていえば「いるいる…」という共感はあるかも。

しかし各事例に対して感情描写も、何か分析も、対処も一切ない。
うーむ、この本はなんだろうーという感想しかない。

敢えて言うならば、こんな本でも売れるのか。
しかも講談社から。
という驚きが一番の印象。

人は聞き方が9割_4★

2024年11月23日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★

  • 著者_ 永松 茂久
  • 出版_ すばる舎 :2021/12/09
  • 配信_
    Amazon Audible:2022/03/23
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2021/12/09
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

耳が痛い…
これは訓戒書です…

同じ著者の「〇〇が9割」のひとつであるが、この本はおもしろいとかおもしろくないとかではなく、非常に心苦しい。
自分への戒めとして心にとどめておかねばならないことがあらためて、つらつらと並べられている。

家族への接し方、部下への接し方、また上司への接し方…
思い当たるところがありすぎて…

多くのビジネス書の慣例通り、解決策はとくにない。
それでも戒めなので、改めて自身の行動を振り返るのに非常に良い(苦しい)一冊。

戒めリストと思えば、解決策など不要な一冊。
自分への訓戒リストとしてたまに、読み返すべき内容だった。

当たり前の内容が多いのは当然であるが、こんな話の聞き方ができれば、人生違っていただろうなー。
いや、今からでも遅くないか…
心構え一つのはずではあるが…
でも難しい…

人は話し方が9割_1★

2024年11月06日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:☆☆☆☆

  • 著者_ 永松 茂久
  • 出版_ すばる舎 :2019/09/01
  • 配信_
    Amazon Audible:2021/02/26
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2019/09/01
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

当たり前の内容が延々と…
かくいう私も含めてですが、本当に話し方で悩んでいるかたにはあまり参考にはならないかと…

まあ結局は、相手の幸せを考えて話せ…というのが結論だと思うが、それを言うのに延々と回りくどい説明を読まされたという所感。
まあそれはわかっているが、それが自然にできないから悩んでいるのであって、それに対する新たな気付きは個人的には得られなかった。

刊行当初からわりと、各種メディアでは取り上げられていたため期待値が高かったというのもあるがやや残念な内容(あくまでも私の感想です)。

遅いインターネット_2★

2024年11月09日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆☆

  • 著者_ 宇野 常寛
  • 出版_ 幻冬舎文庫 :2020/02/15
  • 配信_
    Amazon Audible:2020/08/28
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2023/04/06
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

まわりくどい。

結局言っている事はシンプルで
「ネット情報は読む際も、書く際も、もっとしっかり吟味しよう。
 即ちネット情報の速報・即レスにおどらされるな。」
という内容。
それを言うために色々の事例を挙げているが、とにかく周りくどい。
全体が1/3位の頁数だったらもう少し読了感がスッキリしてたかも。

いわゆる大学の一般教養科目でいう”現代メディア論”的な内容。

まあ言っている事はネット界隈の事実として大体同意する内容ばかりなのだが…
簡潔に言ってくれれば別に不満もなにもないのですが…

しかし前段が長すぎるために読んでてイライラしてしまい…だから何だ??
っと思ってしまった、大人げない。読むの辞めればいいだけなんですが。

それでも今の居場所でいいですか?_3★

2024年11月06日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ 蓮村 俊彰
  • 出版_ すばる舎 :2023/07/07
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/10/18
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2023/07/07
    (読み放題対象:)
  • 受賞_

かいわい。
界隈。

もうこの言葉が頭から離れません。
本文で何回連呼されたことか。
正直、狭量な私はわりと(いやだいぶ)イラっとしました。
オーディブルで聴いたために尚更かも。
何度途中でやめようかと思ったことか。

しかし著者が言っている事はまっとうで、なるほどそういう考え方はしたことがなかったなと少し感銘うけました。

転職やら、転校やら、結婚やら、離婚やら…のいわゆる人生の転機。
おおきく環境変わる・変えるということはそう言うことかも…とすこし共感。

私も70年代生まれとしてはまだ珍しい転職経験者なので、改めて思うと成程と。
次の転機の前にこういう視点で次の人生を少し考えてみようかなと思わされました。

かいわい、かいわい、連呼してなければ内容的には4★。

ブログ集客の教科書_3★

2024年11月03日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★☆☆

  • 著者_ アポロ
  • 出版_ Bluepoint Studios :配信のみ
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/10/15
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :(-)
  • 受賞_

週末ブロガーを初めて約1年半。
記事は1週間に一本更新できるかできないか。。。
中々ページビューが伸びない…

そんな私を少しだけ勇気づけてくれる本。

そんなすぐに検索上位に行けるわけがない。
アフィリエイトメインのブログとは違う。
昔の様にページビューは簡単には伸びない…

記事を積み重ねることが大切。
昔書いた記事が徐々に伸びる事もある。
大事なのは記事の中身と見易さ。
という、淡々と記事を積み重ねることを少し肯定してくれる本です。

今の私にピッタリ。
1年後には違う感想かもしれませんが。

ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか_2★

2024年11月02日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★☆☆☆

  • 著者_ 村田 聡一郎
  • 出版_ プレジデント社 :2024/05/22
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/10/11
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2024/05/22
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

これは日本の、特にいわゆる一部上場企業の現実ではなかろうか。
少なくとも私は身に覚えがある内容ばかり。

淡々とその事実が述べられており、解決策は経営層(いやゆる既得権益おじいちゃんたち)がその改革の必要性を認識して変えるしかない。
ボトムアップでは変わらない。
その通り…

本書はそこまで。

で…


淡々と述べられているだけにあまり共感する要素もなく、個人的には無味乾燥な所感であった。
20代、30代の方が読むとまた違う感想が得られるかもとは思ったが、40代後半キャリアに乗らなかった(乗れなかった?)おっさんにはあまり得るものも感じるものもなかった。

好奇心を”天職”に変える空想教室_4★

2024年10月26日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★

  • 著者_ 植松 努
  • 出版_ サンクチュアリ出版:2015/10/26
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/9/13
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle:(-)

決して肯定してくれるわけではないが
「全部自分でやった方が早い!!」
という思いをわかってくれる方が著者。

一人で出来る事には限界がある…そんなことは百も承知。
〇〇については自分が一番よくわかっている。
自分は分からない事は何でもわかるまで自分でも調べる、人にも聴く。

作業・仕事の標準化が大事…
属人化してる仕事のやり方は会社にとって悪…
なんでもかんでもマニュアル化できると思うなよ!
神は細部に宿る!!
こんな会社からはイノベーションは生まれない!!

という思いに少し寄り添ってくれる著者です。
決して著者のような生き方は真似は出来ませんが、こんな方が評価されるて成功する日本もまだすてたもんじゃないなと。

ガンダムおたく、アニメおたくが頑張って来たからまだ日本のロケット産業やガンプラ屋は踏ん張れてるらしと聞いて少し嬉しくなる本です。

世界一流のエンジニアの思考法_5★

2024年08月03日:読了(聴了)

おっさんのお勧め度:★★★★★

  • 著者_ 牛尾 剛
  • 出版_ 文藝春秋 :2023/10/23
  • 配信_
    Amazon Audible:2024/4/26
    (聴き放題対象:無料体験登録)
    Kindle :2023/10/23
    (読み放題対象外)
  • 受賞_

内の会社も本当にこうなって欲しい!!
あと20年は絶対にならないけど…

間に合わないものは減らす・止める・遅らせる!
QCDSのSはサービスなんかじゃないよ!Scope(QCDの達成範囲)!!
まじでこれな!!!と大共感!!

最初に決めたQCD目標ひったーーーーつ!!
じゃねーよ。
お前がやれ。
お前の仕事は妥協ラインを決める事だ!!
目標通りコスト、仕様、日程全部守って下さいの一点張り。
そんなの新入社員でも言えるわ!
シュドゥビー星人め!!
……と思っている方、必読です。

少しだけ心が軽くなります。
俺ももっと英語勉強してアメリカで働けばよかった…
今からでも遅くないか??…
無理か…
と思わせてくれます。

これが本当の「やらないことを決める(本書内では”みつける”)」!!

巷にあふれる参考にもならない、共感も出来ない
”計画を立てる際には何をやるかよりも何をやらないかだ”
と単なるロジハラちっくなことを優しい言葉で言ってくれる本とは違います。

まあ、共感できるだけで明日のわが社の参考にはなりませんが。


緻密な検討よりも素早い検証!!
まじこれな!。
本当計画立てるのすきよね。
PDCAではなくPPPP。
うちの会社もせめてOODAにしてくれ…

と、共感される方、少しだけ心が軽くなります。

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