充電用としてはまだ時期尚早か!(2024年10月現在)
私の職場環境条件での個人の感想ですが…
- ラップトップPC、スマホのダブル充電はしんどい
PD出力は1ポートのみ。
パソコンに給電する以外のポートは全てデータ通信用途がメイン。
スマホ充電は一応できるがPD対応ないため充電器としては補助レベル。
正直これが一番の期待だったのですが。
➡但し、LENTIONはかなり優秀!!
PD15W相当の機器であれば充電できます!!
- ラップトップPCに常接する機器は今やあまりない
カードリーダー、VGA映像出力、オーディオ、LANとか色々あるんですが…
今時ラップトップPCであまり…(使う人はいいかと思います)
まあこれ言い出すとだドッキングステーションも一緒なのですが… - HDMIポートなしPCはまだ主流ではないのでは…?
セカンドモニタ接続用にHDMI。これは要ります。
でも、まだHDMI搭載の方がラップトップでは主流では…
➡というか、HDMIではどうせ電源供給できないので…
このUSBハブにHDMIがついている意味はあまり…
オフィスワーカーにとって欲しいのは
- コンパクト/パワフルなモバイル充電ステーション
であり - ごっついドッキングステーション
ではない!
と思っている方、おられるでしょうか。
コロナ渦で広がった在宅ワーク。
オフィスで使ってたラップトップPC(ノートPC)を在宅ワークで活用。
モニター足して、スピーカー足して、何だったらマウスもちょっといいのに新調、ついでにキーボードも、オフィスでは絶対に買わないけど在宅で使うならいいの買って見ようかな?…と。
うーむ配線、電源がめんどくさいな…ということでドッキングステーション買いました。
…と思っていたら、在宅もすっかり減りオフィスワーク・出張三昧…あれ、家にあるドッキングステーション邪魔…会社に持ってちゃえ…それでも邪魔。
という感じかなと…
勿論、先進的なオフィス機器、広い固定デスクで問題ないという環境の方もいらっしゃるかと。
しかし昨今、デスクはフリーアドレス、そもそも会議・出張三昧で半分はデスクにいないという方もたくさんおられるのかと。
そんな中、必要なのはドッキングステーションではなくコンパクトな充電ステーション。
着席してのパソコン作業中に常に並行で行っているのは携帯の充電、ワイアレスイヤホンの充電、バッテリーの充電ではないでしょうか。
そしてこのニーズに応えるのが
- モバイルバッテリー
- 急速充電器
- USB-Cハブ
勿論いずれもPD急速充電対応で尚且つ、複数ポート対応。
ラップトップの充電を別で分けて考えるのであれば、PD30wのパススルー対応のモバイルバッテリーが2024年10月時点では正解であろう。
しかし、ここにラップトップPCが加わると中々、これという商品がでてこない。
USB-C充電がラップトップPCにも普及しつつある昨今、潜在需要が大分顕在化されつつあるのだが、まだ帯に短しタスキに長しという商品が目立つかと。要するに、
- 出力がやや足りないパススルーモバイルバッテリー
30w出力までならもはや充分。
でも欲しいのは65w出力でもう少しコンパクトなのが… - デカすぎるドッキングステーション
在宅ならこれでよかった… - デカすぎるモバイルバッテリー
どれとは言いませんが、何これ?災害避難用?…的な
という中で、現在もっとも便利なのはやはり
「PD対応の急速充電器(複数ポート)」
かと個人的に思っているが、しかしもう一つの可能性として、
「PD対応の急速充電器(単ポート)+PD対応USB-Cハブ」
の可能性もあるのかと。
ということで「PD対応USB-Cハブ」をいくつか購入して、あくまでも充電用のハブとして使ってみました。
今回試したUSBハブ-PD100W対応品
今回試したのは以下の3つのUSBハブ。
いずれもPD100W対応しているが、映像出力であるHDMIを持っているものと持っていないものがある。
個人的には別にHDMIは要らないのだが、大手ということでAnker製品も試してみたのだが、結果として期せずしてHDMIがついてきてしまった。
要らなくても大概の場合HDMIがついてしまうというのも今回、一つの気づきであった。
USB-Cハブ+PD100W
まずはこの2商品。
メーカーとしてはLENTIONとAceele。
正直どちらも知らないメーカーである。
しかしどちらの商品もAmazonでは割と高い評価(今やAmazonのレビューが信用できるかどうかはおいて置くとして)を受けている。
それもそのはず、この2商品、単純にUSB-Cのポート拡張ハブとしてもかなり戦力が高い。
細かいデータの移動はなんでもかんでもWi-Fi経由、クラウド経由になって久しい気がする今日この頃、長らくUSBハブとかカードリーダーなんて触りもしない方も結構多いのではないだろうか?
私もその一人。
USBでパソコンに機器をつなぐのはたまにポータブルハードディスクをつなぐくらいである。
まあそれも本当にたまに。
そしてAppleがライトニングケーブルをやめてくれたおかげで、急激に何でもかんでもUSBが形状としてはUSB-Cに統一されてきた感じがする。
前置き長くなりましたが、ということでパソコンに必要なUSBポートってもうType-Cだけでいいだろうと思っているかた結構多いのではないだろうか?
ということで、改めて久々にUSBハブを探してみると…
あれ?
USB-CのみのUSBハブって意外と売っていない…
でもUSB-Aとかもうたまにしかつながないし、たまに使うようにもType-AとType-Cの変換アダプターはそれなりに持っているし…
ということでUSB-Cのみのハブを探すと、自然とこの2つにたどりつく。
そしたらPD100Wにも対応していた!ビックリみたいな感じです。
ということで、この2つを私もポチって見ました。
USB-C/A+HDMI+PD100W
そして別のタイプ。
こちらは映像出力用のHDMIが一緒についているもの。
PD100W対応のUSBハブで検索かけると、自動的にHDMIがついてくることが多い感じですかね。
私のラップトップにはHDMIは搭載されているので個人的にHDMIは不要なのですが、大手メーカー品ということでAnkerさんのこちらもポチって見ました。
ポート構成はUSB-C x 1、USB-A x 2、そしてHDMI x 1。
まあ要らないポートばかりなんですが。
何せ今回試したかったのはPD100W給電の使い勝手、あくまでも大手メーカー品のベンチマークです。
尚、USB拡張ポート+HDMIポートという構成の商品は他にも色々売られています。
需要結構あるんでしょうか?私がマイノリティーか。
その中でPD100w対応しているものは限られてくるがAnker以外にもUGREEN、また↑で紹介しているLENTIONからも販売されているのでご参考まで。
USBハブ?ドッキングステーション?充電ステーション?
LENTION
作業中
Aceele
作業中
Anker
作業中
サラリーマンにとっての理想的な充電ステーションとは
この2つの写真違い、わかるでしょうか?
各機器への電源供給の仕方がちがいます。
即ち、
- 左側_USBハブから各機器に電源供給
- 右側_充電器から直接各機器に電源供給
この違いは、各充電機器への配線のしやすさに影響します。
また出張等の外出作業時では携行品の量も変わってきます。
上の写真ではどちらも大差ないようにも見えます。
…が、環境次第では結構な利便性の差が出るかと思います。
要するにコンセントタップが近くにあるのか、ないのか。
電源が近くにない場合 ➡ USBハブ
電源タップがラップトップPCの近くにない場合。
↑図のように電源タップが壁にある場合や、床から引っ張る場合、まさにこんな時が今回のPD100W対応のUSBハブの出番です。
要する折角PD100WやらPD65Wの2ポート、3ポートの充電器があっても、その各ポートから長い配線が出ていたらあまり意味がありません。
充電器からは一本長く引っ張り、ラップトップPCの近くで電源を分岐させる場合に、このこのPD100W対応HUBが活躍します。
PCに対しては80Wとか50Wを供給し、残りの20Wや15Wをスマホ及びその他の機器には短いUSBケーブルで分け分けできます。
おかげでPC周りの配線がスッキリ。
勿論、いつも同じデスクで作業するオフィス環境の方であればモニタースタンドも兼ねる大きなドッキングステーションがベターで色々使い易いのですが、今回想定しているのはあくまでも座席が固定していないフリーアドレスのオフィスや出張時の作業デスク、またカフェやラウンジで作業する場合の想定です。
私も2023年の初頭のコロナ開け以降、図らずもオフィスがフリーアドレスになってしまい…
何が面倒くさいってラップトップ用のACアダプターを持ち運ぶのがもう面倒くさい。
ということでラップトップPCはUSB-C充電対応のものに変更…
すると、今度はスマホもイヤホンも一緒に充電しよう…
うーむUSB電源ポートたりない、出力足りない…
そうだPD100WのUSB-Cハブがあればいいんだ…
といった、商品の開発背景なのでしょうか…?
最新スマホ充電には若干力不足
今回確認したPD100W対応のUCB-Cハブ、いずれもPC充電用の専用線以外のUSB-C各ポートはあくまでもデータ転送がメイン。充電は基本サポートしていないというスタンス。
勿論、USBなのでの最低限の電力供給は行います。
従ってイヤホンやSSD等、消費電力の小さな機器はちゃんと充電もパススルー電源供給もできます。
しかし、メーカーとして充電や映像出力はサポートしませんと言い切っています。
即ち、スマホやバッテリー等のいわゆるPD対応が必要な充電機器の充電は出来ませんということ。
しかし低速充電は作動します(推奨はしていませんが)。
低速充電を受け付けるスマホは充電できます。
但し、LENTIONだけは単ポート出力の最大で12WまではOKとアマゾン広告には記載があり、↑の通り実際にそこそこ出ている模様です。
- LENTION
Amazon記載は以下の通りです。
但し、公式のサイトには記載されていません。
- Aceele
公式サイトは不明ですがまあ、アマゾン内の広告では明確に充電サポートしない事は言っていますのでそんなに怪しい商品でもないかと思います。
まあ、ラップトップへのPD充電も大分、実力不足ではありますが。
- Anker
今回確認したAnker332は公式サイトでも充電非対応を明言しています。
そして実際に↑の通りの実力です。嘘はなにもついてません。
電源が近くにある場合
電源が近くにある環境の場合は、もう充電器から直接配線してしまうのが最もコンパクトですね。
従ってPD対応のUSBハブではなく、複数ポートのコンパクト充電器から短い配線で纏めるのがベストでしょう。
この場合は、充電器は最低でも2ポート、3Portあれば通常は十分で、CIOが出した4Portのタイプとかだと何かの予備も含めて理想であるかと思います。
各種充電器の詳細はこちらのレビューも参考ください。
携行性が良いのも勿論こちらなので、出張とか旅行とか、とにかくコンパクトに機器を纏めて携行する必要がある時は、間違いなく複数ポートの充電器が2024年10月時点では最強でしょうか。
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