Samusungのスマートリング、Galaxy Ring。
おひざ元韓国や欧州・アメリカでの発売開始(2024年7月)から待つこと7か月、ようやく2025年2月14日に日本でも発売されます。
2024年12月に日本より先に発売されたタイバンコクで先行購入した商品での実物レビューです。
Galaxy Ringはこんな人にお奨め
- スマートウォッチは正直…
見た目がかっこ悪い…
運動する時も、寝る時も邪魔…
入浴時に外すのがわずらわしい…
➡
という不満を持っている方
全て解決です。
いや、まじで解決です。
もうこれにつきます。 - サブスクする程の価値かはわからないが試してみたい
初期費用5万円…月額6ドル…
いやいやさすがにその価値はないでしょ…
でも試してみたい…
➡
という疑念を抱いている方…
まあ税込みで約¥64,000。
高い事に変わりはありませんが…
まあちょっと高いおもちゃとしてそれなりに楽しい買い物です - スマートリングの会社ってなんか知らない会社ばかり…
2番よりもこちらの方が、重要かも。
フィンランドの〇〇ra、日本の〇〇XAI。
どこの会社やねん…
来年潰れる可能性は?
パチモンでは…?
➡
という疑念を抱いている方…
安心してください!、Samsungですよ!
Don’t worry, I’m …… Samsung !!
ということですね。
まあ向こう5年は潰れること、きっとないでしょう!
買われる方はサイジングは絶対に必須!!
またGalaxy Ringはこんな人にはお奨めしません
- スマートウォッチで充分満足している方
Huawei、Xiomi、〇〇Fit等の¥5,000前後のBand〇〇といった各社の安価型スマートウォッチと比べて…
携帯の着信はしてくれません。
SNSのちょい見はできません、モニタないので…
➡
あまり出来ることは変わりません。
というかむしろ減ります。
にもかかわらず、とても高い買い物になります。 - 高精度を期待している方
脈拍とか血中酸素濃度は手首よりも、指の方が精度高く測れるのでは?
と思われている方。
残念ながら精度は安価型スマートウォッチと全く変わらないようです。
あくまでも参考までといったレベルなのは変わらないようです。
勿論、医療機器認定はとっていませんので。 - つけ心地にすごく敏感な方
サイジングがかなり重要です。
ちゃんとサイジングキット使えば、指に入る入らないは確実解決できます。
でも…
➡
幅7mm x 厚さ2.6mmって結構デカいです…
もうだいぶ慣れましたが、一番違和感あるのはこの幅と厚さの装着感。
多分、この感覚が駄目な方は絶対に合わないと思います。
サイジングする際には、入る入らないよりもこの幅厚さの違和感が重要。
この幅厚さをしっかり感じてみることをお奨めします。


スマートリングの必要性
あくまでも個人の意見ですが、スマートリングって何でこんなに高いのでしょうか。
というかスマートウォッチが安すぎるのか。
スマートウォッチが安いものではメジャーメーカーのものでも¥3,000位からあります。
対してスマートリングは安いものでも3万円位からでしょうか。
更にはスマートウォッチでなければできない事とは…なんでしょうか?
あくまでも予測ですがコンパクト性と高い耐久性かと思います。
即ち
- 指輪サイズのコンパクト性
指輪サイズで1週間のバッテリー容量 - 入浴やサウナに耐えられる防水性と耐熱性
10気圧防水(即ち100Mの深海にもはいれる防水)による、入浴、プール等含む完全防水。
耐熱温度は明確にはどこにもかかれていないが、この1ヵ月で10回以上はサウナにも入りましたが特に問題ないです。
この2点が、絶対にスマートウォッチでは実現できない価値ではないでしょうか。
裏返せがここに価値が見いだせないライフスタイル・価値観の場合はスマートウォッチで充分かと思います。
そしてこの2点こそスンマートリングの価格が高くなる理由かと。
あとは見た目。
これは本当に個人の意見です。
スマートウォッチって時計としてはデザインが…
おもちゃにしか見えない…
アップルウォッチとかもう本当につけたくない。
(アップルウォッチファンの方、ごめんなさい。あくまでも私の嗜好です。)
スマートウォッチより良かった点
私は昨年1年間、HUAWEIのBand8を基本は24時間装着し、毎日の睡眠及び週末のウォーキング(ルームランナー)でのヘルス計測をしていました。
その中でスマートウォッチに感じた主な煩わしさが以下の3点。
- 運動中にじゃま。
バンドが緩いとプラプラする。
バンドがきついとわずらわしい。 - 入浴の度に外してまたつけなければならない
- 睡眠中に外れる(気づかない内にはずしてしまう)ことがある
どれもたいしたことではないかもしれないが、ここが気になりだすと24時間365日のことなのでとてもいやな感じである。
今はこれを解決するのがスマートリングではないかと感じています。
運動時の存在感のなさ
スマートウォッチと違ってもう安心して、何も気にせず手をふれます。
些細な事ですが、かなり快適です。
睡眠中に気にならない
睡眠中に寝ぼけて外すことは勿論、勝手に外れる事もありません。
まあ指輪ですので当たり前ですが。
高い防水性
2024年12月末に購入して以来、毎日つけたまま入浴しています。
勿論、湯船にも浸かりました。サウナも10回以上ははいりました。
指輪である以上は当たり前のことですが、昨年1年間スマートウォッチをつけっぱなしで生活し、入浴の度に外してきたことを思うと、もうすごく快適でこのためにスマートリングを買ったといっても過言ではないかと。
期待外れな点
計測精度
厳密には精度が高いのか、低いのかはわからない。
今回分かったのは私が元々使っているHUAWEIのスマートウォッチBand8と特に差が無いという事。
比べたのはルームランナーでのウォーキング中の心拍数。
正確な心拍数を測る機器を持っていないので、どちらが正しいのかはわからないがウォーキング中に両方で測り比べたところ精々±10位内。
まあGalaxy Ring, HUAWEI Band8どちらも正しいのかもしれないし、どちらも正しくないのかもしれない。
特にスマートバンドはウォーキング中は手首への密着状態があまり安定しない。
正直精度は低いと思うが、Galaxy Ringも大差なかった。
ジェスチャー操作対応
Galaxy RingとFlip3。
どちらも純正のSamsung品である。
…しかし、できるジェスチャー操作はカメラの遠隔撮影と、アラームOFFのみ。
これも広告の通り。
文句はない。
でも、今のところ本当にこれしかできない模様。
別にこの機能あってもなくてもどうでもいいな…
というのが正直な感想。
なんならアラームOFFについてはいい迷惑。
起きなくてはいけないのに寝ぼけて間違えてアラーム消してしまうことが、既に何度か…

良くない点
装着違和感
公称サイズ:幅7.0mm x 厚さ2.6mm
しばらくつけていれば、まあ慣れます。
…が、やはり大きい。
幅7.0㎜のリングはいくらでもあるだろう。
厚さ2.6㎜のリングも。
しかし、両方揃うと結構な存在感である。
下の写真、通常の結婚指輪と比べると如何に大きいか伝わるでしょうか。
これが本当につけた当初は違和感が。
なれるかとは思いますが、結婚指輪も最初はかなり違和感ありましたよね。
ただ手の感触として違和感はやはりかなりのものである。
最初の数日はキーボード打つのにもとても違和感ありました。


運動の時には必ずスマホが必要
ここは確実にスマートウォッチに軍配があがります。
ジムで運動する時や、特に屋外でウォーキングをすると時など、スマホを一緒に持たないとトレーニングの開始が出来ない為、必ずスマホで計測をスタートさせる必要があります。
スマートウォッチではスマートウォッチの画面で操作出来たのと比べると、いちいちスマホを出すのはかなり面倒くさいです。
まあ、屋外のウォーキング・ランニングは実際にはGPSでオート検知でトレーニング開始させることも出来るのですがやはりわかりにくい、やりにくい。
アプリが2つ必要
Galaxy WearableとSamsung Healthの2つのアプリが必要です。
若干面倒くさいのはBluetoothをペアリングする際に両方ともインストール完了しており、尚且つ両方とも位置情報の利用が可能になっていなければペアリングすら進まない点です(特にエラーメッセージは出ずに、単純にペアリングが進まなくなるので少しイラっとしますかね)。
ペアリング完了後はアプリ見てたら設定の仕方は基本迷う所はないかと思います。
まあどちらもスマートリング専用ではなくスマートウォッチなども共通のアプリなので今回特筆するものではありませんが。
Galaxy Wearable
バッテリーの残量を見たり、各種設定をするのにはこちらのGalaxy Waarableが必要。


Samsung Health
各種トレーニングや記録データの閲覧、手動入力の記録(体重とか血圧とか手動入力できます)にはこちらのSamsung Healthが必要です。


バッテリー持ち
公式情報通り本当に1週間です。
1週間で残量10%丁度切る位になります。
嘘ついてないのでその点についてはいいがかりつける気は勿論ありません。
平均すると1日で12~13%消費しているようです。
スマホと違って1日でカンガン充電減る訳ではないので、残充電10%でも実際問題なんの問題もないのですが、スマホに慣れてしまった脳みそが金曜の昼に残充電20%とか見るとなんか少し不安になります。実際なにも問題ありませんが。
しかし、新品時点では良いのですがおそらく世の中のその他商品のバッテリーと同様に段々劣化していくのでしょう。
ということは1年後、2年後には1週間に2回、その後は3回…充電必要なのでしょうおそらく。
手洗い、入浴時、なんならサウナも外す必要が全くないというのが私にとってのスマートリングの大きなメリット。
これ即ち、外す必要がないから、付け忘れる必要もないということ。
充電のために週2回外すのは結構なデメリットです。
将来的には週3回とか考えると更に…
これ振動発電素子とか入れてくれたらよいのに…
もしくは既に入っているのかな?
容量劣化しない小型バッテリーだれか開発してください。
ソーラーは指輪についてたら見た目が嫌ですね。
室内運動時(ルームランナー)に距離が出ない
こちらルームランナー計測中の実際のスマホ画面です。
- 心拍(現在、平均、最大)
- カロリー
- 運動時間
この3項目のみ。
そうです、走行距離がありません。
まあルームランナーメニューなので実際には移動はしていません。
しかしルームランナーにも距離は出るし、なによりも昨年1年使用していたHUAWEI Band8では距離が一応出て(おそらく歩数換算か何か)、トレーニング終了後にルームランナーでの計測値で補正記録を入力してました。
この機能がGalaxy Ring、というかこれはSamsungのアプリ機能の問題でしょうが、にはありません。
まあ、なくてもいいんですがこの1年間、毎週末ウォーキング記録を心拍数と距離で見ていたのでこれは少し残念。
アップデートで対応されると嬉しいのですが。
ちなみに屋外ウォーキングの際にはしっかりとGPSでの移動距離を教えてくれて、距離も記録してくれます。

バッテリー充電の所要時間
フル充電は新品時点で90分位かかります。
1時間では終わりません。
勿論、毎日充電する方は気にならないでしょうが、私がスマートリングに割と高い金を出しているのは上記の通りスマートウォッチの色々なわずらわしさの解決。
充電回数が今後増えていくならば、充電時間はもう少し短くしてほしい。
ということで、私がリングを外すのは1週間に1回。
土曜日の朝食時の90分。
でも朝食に90分もかからないから、なんか付け忘れそう…
スマートウォッチの長所に改めて気づく
今回、Galaxy Ringをベースにスマートリングの良い所をレビューしてみましたが、スマートウォッチスマートウォッチを外したことで気づいた、スマートリングではできない事、即ちスマートウォッチの長所、スマートウォッチでしか出来ない事についても併せて記載します。
- 電話の着信を通知
会社とかでスマホをデスクに置きっぱなしにしている時に、スマートウォッチにバイブ通知。
意外とこれは便利だったことに改めて気づかされました。
これはリングでもバイブだけしてくれたらいいのにとは思いますが…
まあ、何の意味のバイブであるかを通知できないからやらないのでしょうか?
上のジェスチャー操作よりはよほど需要ある気がしますが。 - 電話、SNSの着信内容を簡易表示
これこそモニターあったから出来た事。
スマートリングでは絶対出来ません。
上司や知人からの着信を逃さない、また意図的に無視するのに割と便利な機能ですよね。
これらの機能が必須の方は、絶対にスマートウォッチです。
スマートリングは現状不要ですのでまだ買うのは控えましょう。
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