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太陽光発電システム|FIT終了前にやって|実録故障・修理

太陽光発電
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10年でFIT(固定買取制度)契約終わる前にやっておくべきこと!
10年経ってからでは遅いんです!!

この記事では我家の太陽光発電システムの実際の故障/修理の詳細と感想を綴っています。

これだけまずやってください

①太陽光システム提供メーカーの部品サポート状況確認

②リレーの交換は有料でもやるべし

③必要に応じてその他点検依頼、修理

太陽光システムはあまり壊れる所がないんです。大概のメーカーさんの保証期間の10年はおそらく壊れない。
でも10年経って、FIT契約も終了して、どっか壊れて、いざ修理…ところが既に部品がない。
……結局修理するには後継商品への本体交換、または互換性のある代替大物部品への大物部品交換となり交換費用がかなり高くついてしまう。
そうなる前に、安い小物部品の交換だけで直るうちにちゃんと修理して20年間、使い倒そうというのが本記事の主旨です。
はい、これで言いたいことは終了です…が、もうちょっとちゃんと詳細を我が家の実例を含めて。

(この10年間に壊れてしまった人は、太陽光なんて元がとれないと思って修理もおそらくしないでしょうし、そういうはずれメーカー製品は修理しても確かに無駄でしょう。この記事は10年壊れないメーカー製の商品が対象です。)

まだ正常なうちに

①太陽光システム提供メーカーの部品サポート状況確認

機器メーカーに修理用部品の提供期間を確認しよう!

太陽光システムの契約相手はおそらく2パターンでしょう。

  • 自宅を建ててもらったハウスメーカー
  • 太陽光発電の機器メーカー

普通は10年間のサービス保証(無料修理は3年とか5年とかが多いのでしょうか…おそらく)で相手がハウスメーカーの場合も最終的には機器メーカーに行き着くことが多いのかと思います。

その機器メーカーにご自身が使用している太陽光システムの修理部品の提供期間を確認して下さい。
10年以降も修理部品の供給が保証できるのか、それとも保証できないのか。
勿論有料サービスです。(ここで無料にこだわるのは単なるクレーマーです。)

⇒部品供給が保証できる(会社が潰れない限り)との場合は、その期間だけ確認して、それまでに点検修理してもらいましょう。
急ぐ必要は急ぐ必要はありません。
まあ、そんなメーカーはほとんどないかと思いますが。

⇒部品供給が保証できない場合は、すぐに必要部品を交換して貰ってください。

~~ 何故ならば  ~~~~~~~
他の家電製品も同じですが、日本のメーカーはある商品の生産終了後早ければ5年、長くても10年で修理用部品の確保を辞める事がほとんどです。
これは完成品のメーカーとしても、更には小部品を提供する2次・3次のサプライメーカーからしても新部品への生産統合によるコストダウン、在庫圧縮等の観点から避けようはありません。
海外メーカー製の太陽光システムの場合は更にこの期間は短くなることが多いかと思います。
特に日本向けの太陽光発電システムはFIT買取制度の始まった2010年以降、新規参入/統合/撤退が激化した結果、メーカー/商品とも淘汰が進みました。
特に2010ー2015年位に納入されたシステムでは、納入後2、3年の内に販売が終了し、2023年現在既に修理部品がない、もしくは修理自体がサポートされていない、最悪の場合メーカー自体が倒産してしまっているケースが増えている事が推測されます。

②リレーの交換は有料でもやるべし

有料でもリレーは絶対交換。
20年壊れないリレーなんてない。

メーカーが何と言おうとパワコン(パワーコンディショナー)の中に入っているメインリレーを交換して貰ってください。
リレーとはパネルで発電した電気を自宅に接続するスイッチの役割をする部品です。
自宅の太陽光発電システムのパワコン(パワーコンディショナー)と呼ばれる部分に必ず入っています。

  • FIT8年目くらいには必ず交換しましょう
  • 壊れてなくても、有料でもいいので交換をメーカーにお願いしましょう
  • 12、13年後ではきっと部品がないから
~~ リレーとは ~~~~~~~
そしてこの部品の役割は上述の通り、発電した電気を自宅に接続するスイッチです。パネルで発電した電気は直流(いわゆる乾電池とかと一緒です)なので、そのままでは家の電気として使えません。
これを家で使える、また売電可能な交流の電気に変えているのがパワコンで、そのパワコンで交流電気が出来た時だけ、自宅の電気回路への電気供給のスイッチをONにしてパネルから自宅に電気を流します。このスイッチの役割をするのがリレーです。
メーカにより異なるとは思いますが、通常はパワコンの中に搭載されているかと思います。

このリレーはパネルが電気を発電したり、発電しなくなったりするたびにカチカチON/OFF
しています。自宅の発電用のモニターシステムで見たことあるかと思いますが、太陽光発電て
雲がはれたりかかったりする度にかなりの頻度で発電ON/OFFしてますよね。多い時には
1分間に3,4回はON/OFFしてる感じではないですか。
1日で何回位ON/OFFしてるんでしょう。1年では…10年では…。
いわゆる自宅にある家電製品でこんなに、電源入切する電化製品てないですよね。
小さいころ、家の照明のスイッチをぱちぱちしてお父さんにスイッチが壊れるって
注意されたことありますよね。我々の世代だと実際に壊れたのは中々見たことありませんが、
昔は壊れたんです。そして今も壊れるんです。ただ、耐久性が大幅に向上しただけ。
でも…太陽光発電て太陽って1日に、1時間に何度も何度も雲がかかるんです、毎日毎日…
(1日10回としても、1年で3600回。こんな電化製品ないですよね)

そりゃ壊れて当然です…
10年位はおよそ持つんです。20年は絶対持ちません。
勿論ピンキリですが(エアコンとかの電気部品で壊れるのもこのリレーが多いんです。)

そしてリレーって、リレーだけなら安いんです。だから、正式に修理部品があるうちに、有料でも一回交換してしまいましょう。
15年後にはほぼ確実に部品はありません。
その結果、パワコン全部交換になるんです。そしてお値段が。。。

また実は絶対に同等の代替部品(リレー)は世の中にはあるんです。がしかし、メーカーは一々そんなとこまでサポートしてくれません。
ちょっと知識とスキルのある方なら絶対に自分でリレー交換できます。でも自分で修理したら万が一の時怖いんです。だって100Vの電源ですから。更に、次に修理する時、メーカーが絶対にサポートしてくれないんです。(勝手に改造されたものの責任は負えませんって…)

さあ皆さん、ご自宅のパワコンの前に行ってみてください。きっとカチカチカチカチなってます。安定して発電できている日にはあまりなりません。確認するには曇った日、もしくはよく晴れてるけど雲が多い日がお勧めです。どこにあるかは各家庭次第ですが、屋外にある場合もあります。我家の場合はトイレの中にあります…何故トイレ…ハウスメーカーの方はどこでもいいけどあまり見えない所を勧めておりました……
が、しかし、最大の理由はうるせーからでしょう。外にパワコンがあるのもうるせーからだと今では思っています(あくまでこれは推測です、勿論真相はしりませんが)。

③必要に応じてその他点検依頼、修理

リレー以外も併せて相談
●有料でも部品交換

●一気にまとめて交換・修理

●電気料金(買電)高騰は太陽光発電の修理費用回収という点では、悲しいかな、お得なことである

(全て現在太陽光システム導入費用が回収済 or もうすぐ回収できる事が前提)

リレー交換の段取りの際に、併せて点検、その他推奨の修理/メンテも相談してみましょう。

上記項目はご使用しているシステム仕様やメーカーさんによりケースバイケースです。
あくまでもメンテナンスの方針のご参考としてください。

~~ 有料でも部品交換 ~~~~~~
リレー同様に小物部品は、部品だけで交換できるうちに交換したほうがお得です。
10年後以降に交換しようとすると既に部品がなく、本体交換となり却って費用がかかります。
~~ 一気にまとめて交換・修理 ~~
他の電化製品の修理と同様に、部品代よりも人件費(出張代、作業代)の方が高いのが世の常です。
小物部品の交換も1回にやらないと却って高額になります。
下記に私の自宅での費用見積を出していますので、人件費参考ください。
~~ 電気料金(買電)高騰は太陽光発電の修理費用回収という点ではお得 ~~
毎月計算している方はよくご存じかと思いますが、買電価格が下がるということばかりに関心がいき見逃されがちですね。

FITでは売電価格が¥48,¥36,¥24/kwhだと幾らで電気を買ってもらえるかがお得ポイントであり、以下に昼間バリバリ発電しているときに家庭で電気を使わず売電にまわすかが重要でした。

しかしFIT終了後は売電価格は¥8-10/kwhですので、発電した電気は売電するよりも自分で使ってしまった方がお得なのです。

この点も加味して、ザクっとご自宅の太陽光発電システムの修理費用の費用回収試算をしてみましょう。普通は十分もとがとれるはずです。

ーー例えば、関西電力のeスマート10の電気料金を契約している方の例ーーーーーー
夏のある真昼間、14時ー15時の間にエアコンを使って1kwhの電気を使う時:

①太陽光システム壊れたままで発電なしだった場合:
⇒¥38/kwhで電気を買う

②太陽光システム修理して発電して自分で使う場合:
⇒ただ(¥0/kwh)

③太陽光システム修理したけど、暑いのを我慢してエアコンを使わず売電する場合:
⇒¥8/kwhで電気を売る

●一見、③が勿論お得じゃないかと思う方もいるかもしれません。でも良く考えると、③はもともと電気使ってないんです。だからもとは¥0だったものが\8貰えた分お得になるだけです。
ところが②はもともと¥38支払うところが¥0になったので¥38分のお得です。これが費用回収です。②は¥38の費用回収をしたことになります。
すなわち、買電の電気代が高くなればなるほど費用回収は早くなるううう。。。

●¥38って……馬鹿みたいに高いですよね。13年前FITが始まった頃の売電価格¥48に大分迫ってきました。
このまま電気代が上がり続けて¥48を超せば、FIT開始当初よりも投資回収は早くなり、太陽光発電を導入するお得感がましましいいいい。
(書いていて悲しいですが、、、虚しいですが事実です

(ちなみに今は新規契約できない、はぴeプランの夏昼間の買電価格は13年前は¥28でした。この頃は自分で使うよりも売った方が得だったんです。)

故障してしまってからでは遅い.!!..かも(我が家は手遅れでした…)

わが家が壊れたのは、稼働開始から13年目の冬でした。

 ハウスメーカーサポートに電話:

私:
太陽光システムが発電しなくなったんです。

ハウスメーカーサポート:
まずは機器メーカーさんに連絡して貰って確認して下さい。電話番号は…です。

 機器メーカーサポートに電話:

私:
パワコンがカチカチ、ジーって鳴るんです。
何回かパワコンリセットやると発電する時もあるんです

機器メーカーサポート:
(即答。本当に早かった。電話口で滑らかに即レス回答頂きました)
あーそれはリレーがもう故障してますね。リレー交換すれば終わりなのですが、一昨年部品サポート終了したので代わりの新しいパワコンへの本体交換になります。尚、弊社は太陽光発電システムのビジネスをもう行っていません。新しいパワコンは別のメーカーさんの商品になりますのでハウスメーカーさんに再度ご連絡ください。症状はこちらから申し送りしておきます。


 再びハウスメーカーサポートに電話:

ハウスメーカーサポート:
パワコン本体交換されるのであればすぐに見積もりださせて頂きます。
交換しなくても、住宅としては特に問題はごさいざせんがどうなされますか。

私:
…………見積よろしくお願いいたします。
(いやいや、屋根としては問題ないけど、パワコンリレーのハンチングはうるせーし、最悪発火しないか???いや発火はしないな。リレーOFF側で固着して永遠に接続しなくなるだけか…とハウスメーカーに言っても話つうじないか…)

私の回想

私:
昔、ハウスメーカーの営業が
「10年位するとパワコンが交換必要になるようです。修理は10万円強位のイメージらしいです。勿論、ケースバイケースですが」
とか言ってたなー。10万円で直るんだったら、絶対もととれるは。でも20万円超して来たら微妙やなー。ちゃんと計算しないとわからん。よし、15万までなら即決で本体交換してもらおう。



そして実際に出てきた見積は・・・・・・以下参照。

我が家の実際の故障状態

2022年12月某日:あれなんか発電してないぞ…

以下更新中

修理見積

我が家の実際の修理見積です。

修理費用回収見積

卒FIT、システム修理後の自己消費アップに向けて

まとめ

【タイナビ】無料で太陽光発電一括見積り!

【V2H】EV・PHEVカーの充電設備のことならなんでもご相談

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