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2024夏|エアコン冷房|風の温度を下げる方法|意外と誤解されている?

エアコン
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節電のために
「設定温度を下げるよりも、風を強くしましょう」
が常識としてすっかり定着した感じがしますが…

最近エアコンの風がぬるくてあまり冷えない気がする……って話を聞くような聞かないような…

ということでエアコンのよくあるリモコンの設定を風の温度という点で纏めてみました。

これだけ覚えてください
  1. 風を弱くすると冷房の風の温度は冷たくなる
    電気代はあがるので要注意です。
    でも風が冷たくて気持ちいです。

  2. 風を強くすると冷房の風の温度はぬるくな
    節電ではありますが、風がぬるくなり快適ではないです。
    元からエアコンが寒いという方は勿論OK。
    ただ、結構うるさいですよね。

  3. 設定温度は風の温度ではない
    リモコンの設定温度は部屋の温度(エアコンの室内機が吸い込む空気の温度)です。
    吹き出す風の温度ではありません。
    なので設定温度を変えても風の温度は基本は変わりません。
    意外と勘違いしている方が多い様な気がします。

  4. 一部の特殊機能は上記の限りではありません
    しずか運転とか、おやすみ機能とか、AI自動運転とか…
    こういった機能はメーカーにより色々です。
    風の温度も節電も色々です。
Hulu audiobook.jp

以下詳細解説です。

風の温度が冷たくなるのはどれ?

メーカーや機種によりエアコンの機能は色々ありますが、多くのエアコンで共通で冷房中に設定できるのは

  • 温度設定
  • 風量設定
  • 風向き設定(上下左右)
  • 除湿モードへの変更

この4つだと思います。
これらの各設定を変えるとエアコンから吹き出す風の温度はどうなるのでしょうか?
知ってるようで知らない気がします。
勝手なイメージで分かった気になってるのではないでしょうか、そもそも学校で習ったこともないですし(私は理工系の大学出身ですが、理工系の大学でも習いません)、マニュアルなんてあまりちゃんと読んだこともないし…そもそもちゃんと読んでも書いてないし…

設定温度を下げる

「エアコンの設定温度って風の温度でしょ」
と思っている方、意外と多いのではないでしょうか?

はい、違うんです。
エアコンの設定温度って風の温度ではなく部屋の温度なんです。

部屋の温度って何かというと、エアコンが吸い込んでいる部屋の空気の温度なんです。
そしてエアコンがどこから空気を吸い込んでいるかというと、多くの商品では上の方から吸い込んでます。勿論、一部例外的な機種は各社あるはずですが。

従って設定温度を下げても、エアコンが下げようとするのは吸い込んでいる部屋の空気の温度であり、吹き出す風の温度ではないんです。

え?同じじゃないの?
っと思う方もいるかもしれませんが、違うんです。

エアコンは部屋から吸い込んだ暖かい空気を室内機の中で少しだけ冷たくして、また部屋に戻して(吹き出して)います。
少しだけと書きましたが、吹き出す空気の温度は調整してないんです。
成行なんです。
これをずっと繰り返すことで部屋の温度(吸い込む空気の温度)を段々下げていくんです。
そして部屋の温度(吸い込む空気の温度)を設定温度に段々近づけていきます。

27℃設定にしたら常に27℃の風を吹き出し続けて、だんだん部屋が27℃になっていくと思われている方多いのではないでしょうか?
違うんです…
業務用のエアコンでは実はそんなエアコンもあります。

何故、こんなわかり難い事をしているかというと…
詳細は割愛しますがその方が省エネなんです。

ということで
設定温度を下げてもエアコンの風の温度は下がりません。
厳密には設定温度を変えても、エアコンの風の温度は変わりません。

まあ、設定温度を下げると早く部屋(吸い込む空気)の温度を下げようとしますので、結果的には部屋全体が冷えるのが早くなるので、吹き出す風の温度もより早く冷たくなります。
しかしこれは吸い込む空気の温度が下がらなければ、吹き出す風の温度も全く下がりませんのでかなり時間がかかります。

尚、設定温度さげてますので

  • 部屋は最終的にはより早く、より低い温度になります
  • 電気代は勿論高くなります

風を強くする

続いて風量の設定です。
これも
「風を強くした方が温度がさがる」
と思っている方、意外と多いのではないでしょうか。

はい、これも違います。
これはむしろ完全に逆です。

風を強くすると風の温度は上がります。

「え?扇風機も風をつよくすると涼しくなるじゃん!!」

と言われる方が、たくさんおられるかと思います。
はい、その通りです。
風が強くなると、少し涼しく感じます。
でも、これ扇風機から吹き出す風の温度は変わってないんです。
それでも風が強いと人間の体感温度は下がり、涼しく感じます。
まあ、この辺の説明は他の方のサイトを参照ください。

ところが、エアコンの場合は少し違うんです。
エアコンの場合風を強くすると吹き出す空気の温度が上がってしまうんです。
ということで風が強くなった分は涼しく体感できるはずなのですが、温度が上がった分でキャンセルされてしまうんです。
ようするに生ぬるい強い風になるんです。
風が強い分で涼しく感じてもいいのですが、この生ぬるい強い風を人間は不快に感じてしまう事が多い様です。勿論、個人差はあります。

  • 扇風機で風を強くする場合
    風強くなる + 風の温度かわらない
    ➡トータルで体感温度下がり涼しく感じる

  • エアコンで風を強くする場合
    風強くなる + 風の温度上がる
    ➡トータルで体感温度変わらない、
     もしくは、生ぬるい強い風でむしろ少し不快…なことも…

尚、風を強くしてますので

  • 電気代は下がります
  • トータルでは部屋が冷えるのにかかる時間は早くなります

風を弱くする

引き続き風量の設定です。

上述の通り、
風を強くすると風の温度は上がります

ということですので
風を弱くすると風の温度が下がります

そして風が弱くなる分は、勿論人間はぬるく感じます。
ところが今度は温度が下がった分を、より爽快感として強く体感する傾向があるようです。

尚、これは難しく説明しようとすると熱力学的には当たり前の現象なのですが、簡単なイメージとしては一定の量の青い絵の具を流れている水に溶かすことを想像してみてください。

同じ濃さと量の青絵の具を、流量の多い蛇口と流量の少ない蛇口に溶かすとします。
どちらの蛇口の水の色が濃くなるでしょうか?
流量の少ない蛇口の方が濃い青になりますよね。

  • 水の流量 = 風の強さ
  • 水の色 = 風の温度

と置き換えてください。
流量の少ない蛇口(風の弱いエアコン)の方が、青が濃い(風が冷たい)ことがイメージしやすいと思います。

尚、風をよわくしてますので、そのまま運転し続けると

  • 電気代は高くなります
  • 部屋全体は冷えるのが遅くなります
  • あくまでも一時的に風を冷たくして当たって涼をとってください
とにかくやってみて下さい

風を弱くするの、吹き出す温度が冷たくなるのはやってみればわかります。
とにかくやってみて下さい。
ポイントはエアコンの近くでやる事です。
風弱くなってしまうのでエアコンの近くでしかわかりません。

そもそも冷たい風に当たる事が目的なので、エアコンの真下でやってみて下さい。

  • いつもと同じ設定温度で!
  • 風の強さは強(多分5段階の5レベル)から弱(多分5段階の1レベル)に変更!

これでエアコンつけてすぐ、エアコンの下で3~5分位、風に当たってみて下さい。

除湿モードに変える

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