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2024夏|エアコン冷房|サーキュレーターで却って電気代アップしないために

エアコン
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すっかり一般常識として定着した感のある
『エアコン+サーキュレーター』で節電!!
という使い方。

でも20年前(2000年代初頭)はこんな言い方はしてませんでした。
(まあ20年前は今ほどエアコンも普及していなかったと思いますが。)
なんか最近の言い方は、快適と省エネの話がごっちゃになってしまっている気がしているのは私だけでしょうか。
間違ったサーキュレーターの使い方をすると、却って電気代がアップしてしまう事もあります。
エアコンの節電は毎夏必修のお題目ですが、電気代高騰の厳しい昨今もう一度整理してみました。

  1. 結局は設定温度を上げられてこその節電です!
    サーキュレーターの風に当たって涼感アップするので…
    • 設定温度を上げれる
    • 設定温度を下げるのを防げる
  2. 人のいない所を無駄に冷やすのは却って電気代UP!
    人がいない所を冷やしても電気代が無駄になっている事は自明の理かと思います。
    極論いえば一日中、人がいない部屋を冷やしているのと一緒です。
    以下は要注意です。
    エアコンの風が直接届かないのでサーキュレーターを使って…
    • 部屋の隅やL字リビン死角死角に風を送る
    • 天井に向けて風を送る
ちなみにメーカーはこういってます

ダイキンの場合:
設定温度を下げるのを防げるという説明ですね。

パナソニックの場合:
あまり詳細については述べていませんが、これがいわゆる誤解を招く書き方です。
部屋全体に冷風をいきわたらせる(冷やすとほぼ同義に見えます)と節電…と。
但し、節電になると言い切るのではなく、節電につながる…と。

これは節電

エアコン設定温度を上げられてこそ

サーキュレーターの風に当たって涼感アップするので…

  • 設定温度を上げれる
    今までよりも設定温度を上げて使えるようになれば間違いなく節電です。
    (実際には設定温度ではなく、本当に部屋の温度を上げて耐えられればですが…
    その辺の詳細はこちらで。)

  • 設定温度を下げるのを防げる
    今までと比べて節電にはなりませんが、これ以上電気代を上げる事を防げます。

結局はサーキュレーター使って節電って設定温度の話なんです。
なので、風に当たるのが嫌な人はそもそもこれは出来ません。

まあ、サーキュレーターの強烈な風にずっと当たっていたい人はあまりいないでしょうから、これはサーキュレーターよりもむしろ扇風機の方が向いています。

また、エアコンの近くにいる事が前提であれば、何もサーキュレーターなんて使わなくてもエアコンの風を直接自分に向ける、または自分がエアコンの風に当たれるところに移動するでも同じ効果が出ます。サーキュレーターだって電気代ただではないので直接エアコンの風に当たれるならばわざわざサーキュレーターを使う必要はありません。

これは節電ではない

人がいない所を冷やしても電気代が無駄になっている事は自明の理かと思います。
極論いえば一日中、人がいない部屋を冷やしているのと一緒です。
以下は要注意です。
快適に冷やすという話と、節電という話がごちゃごちゃになっています。

部屋の隅まで風を送る


エアコンの風が直接届かないのでサーキュレーターを使って…

  • 部屋の隅やL字リビン死角死角に風を送る
    これがよくある誤解です。

    そこが人がいる所であれば勿論、何も問題ありません
    L字型リビングとかで部屋にエアコンあるが風が届かない所に人がいる時です。
    こんな時はエアコンの設定温度をいくら下げても風の届かないところにいる人は中々涼しくならないので、サーキュレーターで涼しくなっているところから風を送ってやることは設定温度を下げる事と比べれば節電になります。

    問題なのはそこに誰もいないのに
    部屋全体をムラなく冷やすから節電
    という考え方で部屋全体をサーキュレーターで冷やそうとする事。
    これは節電ではなく無駄に冷やしているだけです。

    これは元々は部屋全体をムラなく少し温度高めに冷やした方が、人のいる周りだけを大きく冷やすよりも一日トータルで部屋内での移動等も考慮すると総合的に快適といった考え方からきていたようなのですが…
    結局は部屋のどこにいても快適だから、設定温度を下げるの防止できると…
    最終的には設定温度上げる(下げない)ことに帰結するのですが、これがあくまでもそこに人がいる前提です。
    何かこの考え方うちの『部屋全体をムラなく冷やす』だけが独り歩きして成長してしまったような風潮が感じられます。

  • 部屋全体を温度ムラなく冷やす
    これは節電よりもむしろ部屋全体を快適にすることを狙った使い方です。

    家族みんなでリビングの思い思いの場所で過ごす休日、部屋中を動き回ってそうじや洗濯物を畳んだりする時とか…

    こんな時には、部屋中どこにいても快適になるように部屋全体を冷やす必要があります。
    エアコンの風が届く範囲には限りがありますのでこんな時は、サーキュレーターで部屋中の空気を混ぜてるとエアコンだけで冷やすよりも部屋全体が早く冷えて、早く快適になる場合があります。

    そして節電になる場合もあります
    例えば、結果として隅まで冷えたから設定温度を下げなくて済んだ、快適で早く仕事が終わったからエアコンの運転時間が短くなったとか。

    しかしこれは全て部屋中の色々な所に人がいるからです。
    設定温度が同じ、運転時間が同じであれば部屋全体の温度ムラをなくすこと自体は節電でも何でもありません。あくまでも快適なだけ(勿論快適は重要)です。

天井付近の空気も混ぜる

エアコンの風が直接届かないのでサーキュレーターを使って天井の暖気を冷やす…

もうこれが絶対にやってはいけない事です。
人がいない所を無駄に冷やす典型的な悪い見本です。

極論としてふき抜けリビングで3M以上天井があるような状態を考えてみてください。
そこを冷やす事に意味はありません。

我家はリビングの一部にロフトついていますのでもっとわかりやすいかも。
普段、誰もいないロフトを冷やす事は何も意味がありません。
これは勿論極論ですが、部屋全体をムラなく冷やす、人のいない所まで冷やすとはこういう事です。

こちらでもう少し詳しく記載していますので参照ください。

但し、暖房の時は意味があります。
『サーキュレーター = 天井に向けては駄目』
とは覚えないでください。
あくまでも
冷房の時はサーキュレーター = 天井に向けては駄目』
です。

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